10月のサプライズ:マイケル・イシコフ 大統領選を揺るがすFBIによるクリントンメール捜査を語る

2016/10/31(Mon)
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FBIのジェームズ・コミー長官は28日、FBIが新たに発見した電子メールがヒラリー・クリントンの私用メールサーバー使用をめぐる調査で再び捜査対象になっていることを連邦議会に通知しました。本選の迫る大統領選が揺れています。この電子メールは、アンソニー・ウェイナー元下院議員をめぐる調査で発見されました。ウェイナーはヒラリー・クリントンの側近であるフーマ・アベディンの別居中の夫です。アベディンは夫のコンピューターに数十万通の電子メールを保存していたとされ、ウェイナーが15歳の少女に不適切なメッセージを送ったとして捜査の対象となったことから、このコンピューターがFBIに押収されたものです。コミー長官は、アベディンの電子メールの捜査令状をFBIが取得する前に議会に報告したことになります。捜査令状は先週末に発行されたと伝えられています。大統領選本選まで11日を残すこの段階でコミー長官がこの発表を行ったことを、ドナルド・トランプ候補は歓迎しています。ジェームズ・コミーのこの行動には、ヒラリー・クリントン以外からも批判の声が上がっています。元連邦検察官からなる超党派のグループも公開状で、「我々の多くがコミー長官と働いた経験を持ち、皆が彼を尊敬している。だが大統領選までわずか11日という時期に、進行中の捜査の証拠について公的なコメントを出すというコミー長官の決定は前代未聞で、我々は驚き、当惑している」と述べました。

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