ベネズエラ反体制派が実施を求めるマドゥロ大統領リコールの国民投票は政府転覆が狙い?

2016/10/28(Fri)
記事番号: 
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ベネズエラではニコラス・マドゥロ大統領の退陣を求める反体制派の動きが攻撃性を強めており、首都カラカスで27日(木)、衝突が起きました。反体制派リーダたちは、こう着状態のマドゥロ大統領のリコールを求める国民投票を選挙管理委員会が許可しない限り、今日全国ストを決行し、カラカスにあるミラフローレス大統領宮殿へのデモ行進を行うことを呼びかけています。ベネズエラ選挙管理委員会は先週、不正を理由に国民投票への動きを封じ込めていました。「彼らはもはや国民投票を求めて戦っているのではありません。政府を転覆ために戦っているのです」と、経済政策研究センターの共同責任者でジャスト・フォーリン・ポリシー代表のマーク・ウェイスブロットは話します。『トゥルースアウト』(Truthout)に寄稿した彼の最新記事は"Venezuela’s Economic Crisis: Does It Mean That the Left Has Failed?”(ベネズエラの経済危機:これは左翼の失敗を意味するのか?)です。こうした政治混乱が起きた背景には、ベネズエラが大規模な経済危機に直面し、食糧、医薬品、その他の生活必需品が不足している現状があります。

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