新たな調査が総工費38億ドルのダコタ・アクセス・パイプラインの背後にいるウォール街の銀行を名指し

2016/9/6(Tue)
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総工費38億ドルのダコタ・アクセス・パイプライン建設に反対するため、100以上の部族を代表する1000人以上がスタンディング・ロック・スー族の居留地近くのキャノンボール川沿いに集まっています。これは、数十年来最大のアメリカ先住民部族の結団と言われています。ダコタ・アクセス・パイプライン会社は9月3日、38億ドル・パイプラインが部族の聖なる埋葬地のひとつを通ることに反対するアメリカ先住民たちを犬と催涙スプレーで攻撃しました。9月3日はまた、総工費38億ドルのダコタ・アクセス・パイプライン建設計画に融資している金融機関に対する2週間の抗議行動の初日でもありました。新たな調査によって、24社以上の大手銀行と金融機関がダコタ・アクセス・パイプラインに資金援助していることを明らかになっています。この調査は、リサーチ団体「リトルシス」(LittleSis)によって発表されました。同調査は、バンク・オブ・アメリカ、HSBC、UBS、ゴールドマンサックス、ウェルズ・ファーゴ、JPモルガン・チェースや他の金融機関が、ダコタ・アクセスの親会社であるエナジー・トランスファー・パートナーズに、合計で37億5000万ドルまで融資限度を拡大したことを詳述しています。同調査の執筆者で、「フード&ウォーター・ウォッチ」(Food & Water Watch)のシニア・リサーチャーのヒュー・マクミランに、さらに詳しく話を聞きます。

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