ブラジル:ルセフ大統領の職権停止で暫定大統領が全員白人男性の保守内閣を組閣

2016/5/13(Fri)
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ブラジル上院議会は12日、ジルマ・ルセフ大統領に対し、予算不足隠ぺいのため不正会計操作を行った疑いで、職務の一時停止と弾劾手続きの開始を採決しました。これを受け、副大統領のミシェル・テメルが暫定大統領に就任しました。ルセフ大統領は、この動きをクーデターと呼んでいます。テメルは、野党ブラジル民主運動党(PMDB)の党員で、国有石油会社ペトロブラスに関連するブラジルの大規模汚職疑惑に関与していました。テメルは12日、全員白人男性の後継内閣で宣誓を行いました。女性が入閣しない内閣は、1979年以来初めてです。反ルセフ運動におけるアメリカの役割とテメル後継内閣の閣僚の経歴について、『インターセプト』の調査員兼リポーターのアンドリュー・フィッシュマンに話を聞きます。

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