教皇フランシスコ 武器取引の断絶と移民への門戸開放を米議会に要請

2015/9/25(Fri)
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教皇フランシスコは本日ニューヨークに到着し、国連総会で演説する予定です。24日(木曜日)にはワシントンで、米国連邦議会の上下両院合同会議でローマ教皇として初めて演説を行いました。難民問題への対処には、各国とも「黄金律」(汝の欲するところ他人にもこれを施せ:マタイによる福音書 7-12)を適用するように訴えました。また、この機会を利用して、国際武器取引を終わらせるよう呼びかけました。「個人や社会に計り知れない苦しみを与えようと企てている者たちになぜ殺傷兵器が売られているのでしょうか」と教皇フランシスコは問いかけました。「悲しいことに、その答えは、みなさんが知っている通り、単にお金です。血にまみれた、それも罪のない人たちの血にまみれたお金のためなのです。この恥ずべき、咎むべき沈黙の中、問題に立ち向かい、武器貿易をやめるのは私たちの義務です」。米国議会での演説後、教皇フランシスコは議員たちとの会食の誘いを逃れ、ワシントンDCのホームレスと食事を共にしました。「住む処のない人々がいることについて、社会的にも倫理的にもなんの正当性もみつかりません」と教皇フランシスコは語りました。NETWORK理事でザ・ナン・オン・ザ・バス・プロジェクトリーダーのシスター・シモーネ・キャンプベルに話を聞きます。

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