「私たちは歴史的に重大な時代に生きている」:ローマ教皇 貧困、移民問題、気候変動を語る

2015/9/24(Thu)
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9月24日、教皇フランシスコはワシントンの連邦議会議事堂を訪れ、ローマ教皇として初めて米議会での演説を行います。23日、教皇はホワイトハウスで演説を行った後、使徒マシュー大聖堂で数百名の米司教を前に演説しました。その後、賛否両論のある18世紀の伝道者フニペロ・セラを列聖しましたが、これに対しては多数の先住民グループが抗議しています。教皇フランシスコはまた、医療費負担適正化法(Affordable Care Act)の避妊医療義務化を巡り連邦政府を訴えたグループ「貧民救済修道女会」(Little Sisters of the Poor)の修道女らへの予定外の訪問を行いました。ホワイトハウスでは、教皇は貧困、移民問題、そして気候変動について演説を行いました。そして「大統領閣下、あなたが大気汚染削減に向けた法案を提出されたことに希望を感じています」と、オバマ大統領に語りかけました。「これは急を要する問題です。気候変動への対応は次の世代まで待つことができないことは明らかです。『みんなの住む家』の保護という点でみれば、私たちは歴史的に重大な時代に生きているのです」

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