ローマ教皇の訪米:慈愛の革命を呼びかけ世界一の金持ち国に降り立つ

2015/9/23(Wed)
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ローマ教皇フランシスコの歴史的な米国巡回の旅が始まりました。6日間の滞在中に、教皇は慈悲と質素を尊ぶメッセージを、世界でいちばん裕福で強力なこの国で説いて回るものとみられます。9月22日、ローマ法王のチャーター機が首都ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に着陸すると、オバマ大統領とジョー・バイデン副大統領は78歳の教皇を飛行場で出迎えて敬意を表しました。フランシスコ教皇がアメリカの土を踏むのは今回が初めてです。訪米中に教皇を一目でも見ようと多くの信者がワシントンD.C.に押し寄せました。世界12億人のカトリック教徒の最高指導者は本日、オバマ大統領と大統領執務室で45分間の公式会談を行う予定です。24日(木)には、歴代の教皇で初めて、上下両院合同会議で演説する予定です。25日(金)にはニューヨーク市の国連本部で総会演説を行い、その翌日はフィラデルフィアに向かい、150万人の参加が見込まれる屋外ミサを執り行います。訪米の直前に訪れたキューバでは、教皇は締めくくりに「自愛の革命」を呼びかけました。

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