フランスが児童性的虐待で兵士を停職処分 欧米平和維持軍の刑事免責に国連はメスを入れるか

2015/7/2(Thu)
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保護を目的に派兵された国々での、西側の軍兵士による新たな児童性的虐待疑惑として、フランスはブルキナファソで子ども2人に性的虐待を行った疑いのある兵士2人を停職処分にしました。報道によれば兵士らは、被害者の一人である5歳の少女を虐待している場面を自ら撮影していました。今回のフランス軍兵士の停職処分の数週間前には、中央アフリカ共和国でフランス軍による児童の性的搾取の疑いがあったにもかかわらず、国連が調査を行わなかったことが明るみに出ました。この問題が国連の上級職員に知らされた後も、国連はフランス当局に通報もせず、虐待をただちに止めるための対策も行いませんでした。近日公開予定の国連内部監査部の報告書は、平和維持軍兵士が頻繁に「性行為を条件にした取り引き」を行い、貧困に喘ぐ市民に対し、食料品や医薬品と引き換えに性行為を強要していると述べています。エイズ・フリー・ワールドの共同代表ポーラ・ドノバンに話を聞きます。同グループは、国連の軍および文民の平和維持活動要員による性的搾取や虐待の防止を求める「コード・ブルー」運動を開始しました。

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