NSAの大量監視に違法判決:スノーデンの正しさを証明 愛国者法の先行きは不透明に
2015/5/8(Fri)
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連邦控訴裁判所は、国家安全保障局(NSA)が何百万人もの米国人の通話記録を大量収集することは違法であるとの判断を下しました。このプログラムはNSA内部告発者エドワード・スノーデンによって暴露され、その情報に基づいてアメリカ自由人権協会(ACLU)が訴訟を起こしていました。5月7日、ニューヨーク州に置かれた連邦第2巡回控訴裁判所の3人の裁判官による審議の結果、大量の通話記録収集は「前例がなく、正当性がない」と全員一致で判決が下されました。この判決は、NSAによる大量データの監視を正当化している愛国者法を議会が更新する期限が6月1日に迫る中で下されました。もう一つの対策提案である「米国自由法」法案が、このNSAプログラムの一部改正を制限する可能性もあります。本日は、NSAによる米国民の通話記録の大量収集に異議を唱えて提訴したアメリカ自由人権協会(ACLU)の副法務主任のジャミール・ジャファーに話を聞きます。