米軍シリア空爆で民間人犠牲者 ヒューマン・ライツ・ウオッチが「戦時国際法に違反の可能性」と指摘

2014/9/29(Mon)
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米軍によるシリア空爆が拡大する中、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは、先週のイドリブへの空爆が戦時国際法に反している可能性があり調査されるべきだと述べました。イドリブ県北部のカフル・デルヤンの村で23日朝に起きたこの空爆で、子ども5人を含む7人の市民が殺害されました。空爆が行われた現場で、地元の活動家らは、空爆で使用された武器の残存物を収集したりビデオで記録したりしました。ヒューマン・ライツ・ウオッチはこの記録を検証し、残存物が英米政府のみが所有するトマホーク巡航ミサイルのターボファンエンジンの一部だと識別しました。「目撃者によると、村への攻撃は民間人に危害を与えたものの軍事ターゲットを攻撃しておらず、戦闘員と民間人の区別をつけることができず戦時国際法に違反しているか、あるいは期待された軍事的成果には釣り合わないほどの民間人死者数を不法にもたらした」とヒューマン・ライツ・ウオッチは詳述しています。ヒューマン・ライツ・ウオッチは、米政府にこの疑惑の調査と結果の発表を求めました。本日は、ヒューマン・ライツ・ウオッチのレバノン・シリア上級研究員ナディム・アワリーに話を聞きます。

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