退役軍人:政治家たちは解放された戦争捕虜バーグダールを 「政治的競争に勝つためのチェスの駒」として利用している

2014/6/5(Thu)
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オバマ政権は、米兵ボウ・バーグダールに対しタリバン幹部5人を解放するとした捕虜交換をめぐる議会の反発を押さえ込もうとしています。6月4日、諜報機幹部と軍関係者は、米上院全体に対し非公開のブリーフィングを行い、健康状態が悪化したバーグダールの最近のビデオを見せました。政府はこのビデオからバーグダールに命の危険のおそれがあると判断したため、彼の身柄解放への動きを早めたとしています。この取引に反対している側は、政府が議会に適切な通知を行わなかったとし、また、米軍兵士の拘束を助長することで米国市民の命を危険に晒した可能性があると主張しています。こうした批判は、バーグダールがアフガニスタン戦争に反対すようになり、そのために基地を離れた可能性があるという報道が右派メディアを通し広まったことで、爆発に増えました。「戦争に反対するイラク戦争退役軍人」(Iraq Veterans Against the War)の一員で、2003~09年までアフガニスタンで従軍したブロック・マッキントッシュに話を聞きます。マッキントッシュは良心的兵役拒否者地位を申請し、2014年5月に除隊となりました。

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