「偽善をさらにおとしめる」:NSA容認の上院情報委員会議長、同委員会へのCIAのスパイには激しく抗議

2014/3/12(Wed)
記事番号: 
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CIAと議会の監視委員会との小競り合いは激しくなる一方です。ダイアン・ファインスタイン上院議員が、情報委員会がCIAの「テロ容疑者を他国へ移送して拷問する」プログラムを調査することを妨害するため、CIAが委員会に対しスパイ行為を行っていたと直接非難したからです。上院情報委員会の報告書はまだ公表されていませんが、CIAによる大規模な権限乱用と隠蔽が記録されているとのことです。ファインスタインは、CIAが委員会の捜査員のコンピュータから900以上の書類を密かに除去したとして、違法行為だと非難しています。また、CIAがFBIに対し委員会の行動を調べるよう要求して委員たちを脅迫したとしています。 CIA長官のジョン·ブレナンは、ファインスタインの申し立てを拒否しました。一方、元国家安全保障局(NSA)の請負人であったエドワード・スノーデンは、ファインスタインは政府が一般市民を監視することを容認しているのに、CIAが上院議員を監視することを批判するのは偽善だと非難しています。本日は、元FBIエージェントのマイク·ジャーマン、元CIA分析者のレイ·マクガバン、そして新著、Dragnet Nation: A Quest for Privacy, Security and Freedom in a World of Relentless Surveillance (『ドラグネット国家:絶え間ない監視世界でプライバシー、安全、自由を追求』) の著者であるピューリッツァー受賞ジャーナリスト、ジュリア·アングウィンの話を聞きます。

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