「死刑はヘイト・クライムだ」: ボブ・オートビー自分の息子を殺した犯人の命を請う

2014/3/5(Wed)
記事番号: 
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コロラド在住のボブ・オートビーは、2002年に刑務官であった自分の息子エリックを殺害した囚人の死刑求刑に反対を訴えています。最初の裁判では、オートビーは犯人であるエドワード・モントーの死刑判決に賛成していました。しかし、2007年にコロラド最高裁判所が、その判決が陪審員ではなく裁判官によって出されたことを問題としてその判決を却下しました。ここ10年の間でオートビーは考えを変え、本日始まる新しい殺人裁判で、被害者の声明として陪審員に死刑を下さないよう要請する意志を示しています。ところがこの訴訟の裁判官は彼にそうすることを禁じたのです。なぜ死刑判決に反対か、死刑廃止を訴えるかオートビーが説明します。「傷が癒えるように自ら望まないといけません。憎しみの感情を手放さないといけません」と、オートビーは言います。「私にとって死刑とは人を憎む犯罪、人道に対する犯罪です」。デモクラシー・ナウ!のプロデューサーであり刑事司法特派員ルネ・フェルツにも話を聞きます。フェルツによると、コロラド州では裁判においてオートビーのような被害者が声明を出す権利を守る憲法改正が、1992年に80%の有権者の支持で成立しているということです。

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