「違法な法の執行は終わりだ」 NY市の路上尋問「ストップ&フリスク」改革 人種差別的措置に終止符

2014/1/31(Fri)
記事番号: 
1

ニューヨーク市の新市長ビル・デブラシオは31日、物議をかもしてきたニューヨーク市警の路上尋問「ストップ&フリスク」プログラムを憲法違反であるとした連邦地方裁判所の裁定に対する控訴を取り下げ、現在係争中の訴訟にけりをつけると発表しました。路上尋問に対しては、2013年8月にシーラ・シャインドリン判事が「警察は間接的な人種的偏見に基づいた行動特徴分析(レイシャル・プロファイリング)の政策に頼っている。警察官たちは「大勢の黒人とラティーノを定期的に路上で尋問しているが、これはもし白人だったら尋問されることはなかった人たちだ」と批判していた。デブラシオ市長が、31日にこのニュースを発表した記者会見には、協力関係にある「憲法上の権利センター」や「アメリカ自由人権協会」の代表も同席しました。「我々は、ニューヨーク市でもっとも対立を煽りやすい問題のひとつを終わらせるために今日ここにいます。アフリカ系アメリカ人とラティーノの若者を標的とした不公正な路上尋問の濫用は、終わりにしましょう」と、デブラシオ市長は述べました。市長とニューヨーク市警の新本部長ブル・ブラットン、路上尋問の被害者ニコラス・パートの談話をお届けします。ゲストは、憲法上の権利センターの法律部門の代表で、ニューヨーク市との訴訟の法廷弁護士でもあるバハー・アズミーです。

共有します