オバマの一般教書演説 ねじれ国会となった両院議員を前に 妨害が続けば大統領令を行使すると断言

2014/1/29(Wed)
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オバマ大統領は5回目となる一般教書演説で、ねじれ国会となった議会を回避して、大統領の権限を行使する方針であることを宣言しました。オバマ大統領は、連邦政府の委託職員の賃金を上げること、何百人もの人々の退職後の生活のための貯金を支援する「スターター退職貯蓄口座」(starter saving account)を創設すること、また、トラックの燃料効率水準を新しく設定する方針などを発表しました。外交政策においては、イランへの外交的解決策が進展中であるため、イランへの新しい制裁措置については「拒否権を行使する」と明言、グァンタナモ収容所閉鎖をもう一度訴えました。一方、アフガニスタン情勢については、今年がアフガン戦争最終の年とするも、一部の米軍は、アフガン軍の訓練とテロへの報復措置のためアフガニスタンに滞在すると述べました。本日は、『汚い戦争』(Dirty Wars)の映画制作者であり著者でもあるジェレミー・スケイヒルと、元ニューヨーク・タイムズ紙のコラムニストであり、「デモス」(Demos) のボブ・ハーバート、そして「ユナイテッド・ウィ・ドリーム連合」(United We Dream Coalition)のロレラ・プライエリの3人のゲストを迎え、オバマ大統領の演説について話を伺います。「歴史的にも一般教書演説は一種のプロパガンダのようなものです。外交問題においても、表向きに発表している大統領の計画と、実際の現場で行われてる政策には根本的な相違が生じています」とスケイヒルは言います。

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