「抗議活動以上のことをする時がきていた」:1971年にFBIの諜報活動を暴露した泥棒たちへのインタビュー

2014/1/8(Wed)
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ベトナム戦争時代の大きな謎の一つが解けました。1971年3月8日、タクシーの運転手、デイケアーセンターの所長、そして二人の教授を含む活動家グループが、ペンシルバニア州のメディアにあるFBIのオフィスに侵入しました。彼らは手当り次第に持てる限りの書類を盗み、盗んだ情報の多くをメデイアに漏えいしました。そこにはFBIの権限乱用の詳細やコインテルプロ(COINTELPRO」と呼ばれる対敵諜報活動の情報が含まれていました。コインテルプロは、社会・政治運動組織に潜入して監視し、活動を崩壊させる目的のFBIのプログラムです。自らを「FBIを調査する市民委員会」と名乗る、この窃盗グループからは一人の逮捕者も出てていません。この侵入者達の身元は今まで隠されていましたが、今週この歴史を変えた盗難事件の功績を認め語りるため名乗りをあげました。本日は、その活動家のうちの3人、ジョン・レインズ、ボニー・レインズ夫妻、キース・フォーサイスと彼らの弁護士デイビット・ケイリーズ、そして当時のワシントンポストの記者ベティー・メツカーに話を聞きます。メツカーは1971年に、この盗まれたFBIの資料についての暴露記事を書いた記者で、今回は新著「泥棒たち: J.エドガー・フーバーのFBI内で隠された秘密組織を明かす(The Burglary: The Discovery of J. Edgar Hoover’s Secret FBI)」で、彼ら盗難犯の身元を明かしました。

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