同性婚禁止に関する裁判所判決巡りLGBTの平等闘争の新たな最前線となったのは、なんとユタ州

2014/1/7(Tue)
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ユタ州では、2013年12月下旬に連邦判事が同州の同性婚禁止を無効にして以来、約1000組の同性カップルが結婚しました。ロバート・シェルビー地方裁判所判事によるこの判決は、一州の同姓婚禁止を覆したものとしては、2013年6月に「結婚防衛法」(Defense of Marriage Act)とカリフォルニアの同性婚禁止を違憲とした最高裁の歴史的判決以来初めてとなります。判決以来数週間経ちますが、その間ユタのいくつもの判所で性的少数者(LGBT)のカップルや結婚の平等を奨励する運動家たちの祝福の姿が見られました。しかし現在、こうしてなされた結婚の法的正統性が不確定となっています。2014年1月6日に、先の判決に対し控訴を行っている間、同性婚を差し止めることを求めたユタ州の要請を最高裁が承認したためです。この件は現在、デンバーの連邦控訴裁判所で審理されていますが、多くの人々は最高裁にもちこまれると見ています。最高裁の判決は全米中に大きな影響をもたらすでしょう。もしユタ州の同性婚禁止が元に戻った場合、約30の他の州での同性婚禁止にも同じことが起こりうるからです。ユタ州の同性婚禁止に反対する訴訟の原告である3組のカップルのうちの1組、デレク・キッチンとモウディ・スバイティから話を聞きます。

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