シアトル市議に社会主義者:占拠運動、時給15ドルへの戦い、ボーイング社の「経済的脅迫」をクシャマ・サワントが語る

2014/1/6(Mon)
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シアトル市は、市議会議員に何世代ぶりにもなる社会主義者を選出しました。シアトル市議会への選出でクシャマ・サワントは、社会主義者として選挙で公職に就いた米国内の数少ない人物の1人となりました。サワントは経済学の教員であり、最低賃金を時給15ドルまで賃上げする運動を行った「ウォール街を占拠せよ」の元活動家です。「社会主義者として活動するにあたり大事なことは、ひとつには、大企業とそれらが代表するシステム、つまり資本主義制に代わるものへの可能性がはっきりと開かれていることを示すことです」 とサワントは語ります。 シアトルの新市長のエド・マレーは、市職員の最低賃金を時給15ドルまで引き上げる計画を発表しました。一方、シータック市は先日、多数の地元従業員の最低賃金を15ドルまで引き上げることを住民投票で決めました。裁判所が先月、この賃金引上げが同市最大の雇用先であるシアトル・タコマ国際空港の従業員には適応されないという判断を下したことで、投票には逆風が吹いていました。現在、この裁判所の判断には異議申し立てがなされています。市庁舎で本日行われるマレーとサワントの就任式には、過去最多の観衆が集まると予想されています。

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