20年目のNAFTA: 雇用喪失、過去最大の所得格差、メキシコの大量移についてロリ・ウォラックが語る

2014/1/3(Fri)
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米国、メキシコ、カナダの3国間に結ばれた北米自由貿易協定(NAFTA)が1994年1月1日に施行されてから今週で20年になります。この大型貿易協定に署名して成立させたビル・クリントン大統領は、これによって賃金は上昇、雇用も増加、更には健康や環境への安全基準も改善するという素晴らしい約束を掲げていました。ところが実際は、企業が低賃金のメキシコ労働者を求めたため、米国の雇用は何百万も減少しました。一方メキシコではNAFTAにより貧困に拍車がかかり、何百万人ものメキシコ人が仕事を求めて米国に移住を強いられました。パブリック・シチズンのグローバル・トレード・ウォッチ責任者でNAFTA at 20(『20年目のNAFTA』)の著者ロリ・ウォラックに話を伺います。

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