「私たちは“占拠運動”の作った世界に住む」 次期ニューヨーク市長は富裕層への課税を公約
2013/11/8(Fri)
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11月5 日に行われた市長選挙はニューヨーク市政の目が変わったことを示しているようです。有権者は改革路線を繰り返し強調した市長を選出しました。同市の市政監督官ビ ル・デブラシオが共和党のジョー・ロータに大勝し、引退する億万長者のマイク・ブルームバーグ市長の後を継ぐことになりました。デブラシオは20年ぶりの民主党の市長です。選挙戦でデプラシオ陣営が繰り返したメッセージは、「二都物語」の問題と、異論の多いNY市警の 「ストップ&フリスク」(路上での不審尋問と身体検索)政策への異論でした。次期市長デブラシオは「働く家族党」(Working Families Party)の協力で当選しました。労働組合がバックについた独立系の政治連合体で、社会的・政治的な不平等の縮小をめざしています。この党の草の根の組織活動はニューヨークに限りません。最近ではオレゴン州で学生ローン危機に取り組む画期的な法案で勝利し、コネチカット州ブリッジポートでは企業教育改革提の案政に反対し、ニュージャージー州ジャージーシティでは病欠日の有給化に勝利しました。ニュージャージー州ではまた、最低賃金を時給8.25 ドルへとを1ドル引き上げるとともに、毎年自動的に生活費の上昇分を給与に上乗せする州憲法の修正を住民投票で勝ち取りました。「私たちはオキュパイ運動の作った世界に住み始めているんです」と働く家族党の事務局長ダン・カンターは言います。「私たちは、不平等の問題を可視化させたオキュパイ運動の受益者です。私たちの観点では不平等こそ現代の核心問題なのです」 。