アブドゥル・クドゥース:近代エジプトで最も血塗られた時期 「新たな恐怖が毎日訪れる」

2013/8/19(Mon)
記事番号: 
1

エジプトは、その近代史で最も残忍な時代の中、大規模な暴力が続いています。エジプト軍が5日前にムスリム同胞団のデモ隊野営地を襲撃して以降、約900人が死亡しています。16日に行われたムスリム同胞団によるデモ「怒りの日」(Day of Rage)では少なくとも173人が死亡、また続く17日にも79人が死亡しました。この暴力で警官と兵士90人近くが死亡しましたが、犠牲者の大半は、ムスリム同胞団と追放されたモルシ大統領のイスラム教支持者らです。18日には、看守の証言によると移送中に脱走しようとした囚人少なくとも36人がカイロで死亡しました。しかしムスリム同胞団は、国の治安部隊が「冷血な殺人を行った」と責め、国際的な調査を要求しています。そして19日未明、シナイ北部で武装集団の襲撃により、少なくとも24人の警官が死亡したと報告されています。「新たな恐怖は毎日のように訪れています。エジプト国民が今まで想像したこともないような悪夢のような光景がここにはあります」と、デモクラシー・ナウ!特派員のシャリフ・アブゥル・クドゥースはカイロから報告します。「多くの人が知っているカイロではありません。両者が状況の激化を宣言したため、今後状況が悪化するのは確実です」

共有します