NSAの違法監視は何千回におよび エリアコード202(ワシントンDC)の全通話を誤って傍受したことも

2013/8/16(Fri)
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国家安全保障局(NSA)が、2008年に議会から大ざっぱな追加権限を与えられて以来、プライバシー保護規定の違反や越権行為にあたる活動を毎年数千回にわたって繰り返していたことを、ワシントンポスト紙が暴露しました。エドワード・スノーデンが漏洩した2012年5月のNSA監査報告書によると、それまでの12カ月間に保護規制の対象となる通信記録をNSAが無断で収集、保管、参照、配布したケースが2776件ありました。その中には、ワシントンから発信された「膨大な数の」電話通信を傍受していたという事件もあります。プログラムのエラーで、エリアコード「202」(ワシントンDCの市外局番)を、「20」(エジプトの国別コード)と取り違えたせいです。この監査報告が載せている違反の件数は、NSAのフォート・ミードの本部とワシントン地区の施設で起きたものだけです。アメリカ自由人権協会のアレックス・アブドと話をします。

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