ミシェル・アレグサンダー: 「ジマーマンの考え方」は貧困、服役、殺人歴のある若い黒人の命を脅かす

2013/7/17(Wed)
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「トレイボンに正義を」の抗議デモは、今週末100都市以上で行われる予定です。活動家らは連邦政府によるジョージ・ジマーマンの告訴とフロリダ州とその他多くの州で施行されている「スタンド・ユア・グラウンド(正当防衛)」法の撤回を求めています。本日はオハイオ州立大学の法学部教授でベストセラーのThe New Jim Crow: Mass Incarceration in the Age of Colorblindness(『新たな黒人差別:大量投獄に見る隠された人種差別』)の著者、ミシェル・アレグサンダーに話をききます。アレグサンダーは、マーティンの死を引き起こし、犯人が無罪になった偏見は米社会と米国の刑事司法制度そのものに深く根付いていると言います。「黒人の男性や少年を絶え間ない問題だとしていたジマーマンの思考は、米国の刑事司法制度、学校、そして政治をむしばみ、それがこのような悲惨な結果を生み、世界でも類を見ない刑務所制度を生み出し、犯罪者や重罪犯罪者の烙印を押されたことのある何百万人もの国民から基本的な公民権と人権を剥ぎ取る結果となっているのです。この考え方こそが、人種と階級で人を決めつけ、その人たちには最小限の配慮と懸念さえも与える価値がなく、残酷に取り扱われても無罪放免になる、という風習を生み出しているのです」

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