マイケル・ヘイスティングス 33歳で死去: 権力に立ち向かいアフガン戦争の虚構を暴いた 恐れ知らずのジャーナリスト
2013/6/19(Wed)
記事番号:
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調査報道記者マイケル・ヘイスティングス がロサンゼルスで自動車事故で死亡しました。33歳でした。イラクとアフガニスタンからの広範囲にわたる彼の報道は、残酷な戦争の実態を暴き出し、多くの人に読まれました。2010年ローリング・ストーン誌に掲載されたアフガニスタンの米司令官スタンレー・マクリスタル将軍に関する彼の記事は、マクリスタルと彼の補佐官が政府高官に対して中傷的な発言をしたとして、政治的議論に火をつけました。この記事は、戦争の方向性をめぐって長きにわたる文官と軍部の意見の相違を露呈し、マクリスタルを辞職へと追い込みました。映画監督のオリバー・ストーンは、デモクラシー・ナウ!に提供された文書の中で、「マイケル・ヘイスティングは、短い一生の中で出来る以上のことをやり遂げました。彼はわが国でも最も優秀な若手調査報道記者の一人で、危険をかえり見ない彼の報道にはある意味彼の命がかかっていました。われわれには、許しがたい戦争犯罪や社会の支配至上主義の傲慢さに積極的に抵抗するマイケルのような若い世代がもっと必要です」と話しています。ローリング・ストーン誌は、「ヘイスティングスは決して権力に取り入らないリポーターだった。彼はすばらしい報道の遺産を残してくれた」というコメントを発表しました。本日は、2010年と2012年の2回、ハスティングがデモクラシー・ナウ!に出演した時の様子を振り返ります。