サウジアラビアからサッカーまで夏季オリンピックで女子が大活躍 でも頑迷なIOCに利用されるだけ? 

2012年の夏季オリンピックでは多くの記録が塗りかえられましたが、カタール、ブルネイ、サウジアラビアのような保守的なイスラム教国からの女子選手の出場数も記録破りとなりました。サウジアラビアは、女子選手の参加がなければサウジ・チーム全体の出場を禁ずると国際オリンピック委員会(IOC)より圧力をかけられてやっと、女子選手の出場を認めました。サウジ選手をめぐる議論は、今年のオリンピックで浮上した女子選手とジェンダー問題にかかわる様々な問題のうちの一つです。「サウジアラビア国内で、ちゃんとした形でスポーツに参加することを許されずにいる何百万もの女性たちのことを、私たちは忘れてはならないと思います。サウジには153のスポーツ団体があるのに、女子部のある団体は1つもありません」と語るミンキー・ウォーデンは、ヒューマン・ライツ・ウォッチのグローバル・イニシアティブ代表を務め、著書にThe Unfinished Revolution: Voices from the Global Fight for Women’s Rights(『未完成の革命:女性の権利を求める世界各地の戦いから』)があります。一方、トロント大学教授でOlympic Industry Resistance: Challenging Olympic Power and Propaganda(『オリンピック産業の抵抗:オリンピックのパワーとプロパガンダを巡る問題』)の著者、Gender Politics and the Olympic Industry(『ジェンダー政策とオリンピック産業』)が近日出版予定のヘレン・ジェファソン・レンスキは、「これらの国がオリンピックに女性選手参加を認めたとしても、象徴的な価値は非常に低いと個人的には思います」と語ります。「最悪の場合、女子選手はIOCや各国政府に進歩の証拠として利用されただけでしょう。刺激を受けた女の子や女性はいたかもしれませんが」とレンスキは言います。

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