「我々は一体何をしてきたのか?」退役軍人アーロン・ヒューズがNATOに抗議し授与された2つの勲章を返却

2012/5/16(Wed)
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イラク戦争とアフガニスタン戦争の退役軍人らは5月20日、シカゴでの北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に反対し何万人ものが行進する抗議活動に参加する予定です。戦争に反対するイラク退役軍人の会 (Iraq Veterans Against the War) のアーロン・ヒューズに話を聞きます。彼は、多くのアフガン・イラク戦争退役軍人らと共に、自分たちの名誉勲章を今回訪問するNATO将官らに返却することを計画しています。「(退役軍人たちは)テロに対する世界規模の戦争という間違った政策と日々向き合って生きなければならないのです」とヒューズは言います。「10年に及ぶ戦争で我々は一体何をしてきたか?・・・ 米軍が民主主義を構築できるという考えと、米軍が人々を管理し支配し殺害するために軍隊を訓練するという考えの間には、道徳的に大きなギャップがあります。他国を占領することは民主主義を構築しないし、個人の自由を拡大することもありません。アラブの民衆蜂起である「アラブの春」のような運動こそが民主主義を構築していったのです。ガンジーの活動、米国での公民権運動のような民衆の運動こそが民主主義を拡大するのであって、軍事力がそうするのではないのです」

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