ラルフ・ネーダー 「消費者金融保護局のトップにウォーレンを選ばなかったオバマは“政治的腰抜け”」
2011/7/19(Tue)
記事番号:
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金融業界、企業ロビイスト、共和党銀からの数ヶ月にわたる猛烈な反対を経て、消費者金融保護局(CFPB)が7月第3週、ワシントンDCで正式に発足しま す。CFPBは、2010年の金融規制の全面見直しを受け、不正行為から消費者を守るために設立されました。共和党議員らは、他の取締機関に同局の決定に対 する拒否権を与えるなど数々の規制策をもって、CFPBの影響範囲を弱めようとしています。共和党議員らは7月第3週、オバマ大統領が発表したCFPB局長の選択に関しても勝利を収めました。オバマは、CFPBを提案しその設置を2010年から監督してきたハーバード大学教授のエリザベス・ウォーレンではなく、 元オハイオ州司法長官のリチャード・コードレイを任命しました。「(コードレイは)エリザベス・ウォーレンとは違う。彼には彼女のようなコミュニケーショ ン能力はない」とネーダーは言います。「彼女は貴重な人材です。彼女を外したことによってオバマは、政府を方向転換させて国民のためになるようにしたいと いう良識ある賢明な全米中の多くの人々に対して、その人たちはオバマにはもったない、ごろつきの共和党議員にはもったいないというメッセージを送ったのです。」
