デイリーニュース

  • エジプト裁判所による弾圧 モルシ支持者の集団死刑宣告 ジャーナリスも裁判にかけられる

    近代歴史上最大規模の死刑判決を下したエジプトは、国際的な批判に直面しています。24日、失脚したモハメド・モルシ大統領の529人の支持者たちが、昨年夏に起きた一人の警察官の死に対して死刑判決を受けました。裁判はわずか二日間で終わり、被告の大多数が裁判に出席していませんでした。例外的に迅速な裁判と厳しい判決は、既に何百・何千という死者と逮捕者を出した、エジプトの軍事政権によるモルシ支持者への弾圧がさらにエスカレートしたことを示しています。また、もう一つ注目されている裁判は、アルジャジーラの3人のジャーナリストのピーター・グレステ 、 バヘル・モハメドとモハメド・ファフミの裁判で、彼らはすでに3カ月近く投獄されたままで保釈も拒否され続けています。彼らはテロ組織に所属するか支援しているとして告発されています。一方、 エジプトを代表する活動家の二人が、100日間の投獄の後に釈放されました。アラー・アブド・エル・ファタとアーメド・アブデルラーマンは、軍事政権の抗議行動禁止法に違反したとして起訴された活動家グループのうちの二人です。彼らの他にも23人が保釈されましたが、来月には彼らに対する裁判が行われることになっています。本日は、カイロからデモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブゥル・クドゥースに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/3/26(Wed)
    記事番号: 
    1
  • FBIはなぜライアン・シャピロの動物の権利に関する論文が国家安全保障を脅かすとレッテルを貼ったのか?

    ライアン・シャピロは過去数十年にわたり、第一線の情報公開活動家として活動し、何万もの極秘とされた文書を発掘してきました。彼の活動は、政府がいかに政治運動、特に動物と環境権利に関する運動に潜入し監視しているかに焦点を当てています。現在彼は、連邦捜査局(FBI)に対して700件の情報公開法(FOIA)請求をし、約35万の文書を求めています。この粘り強さから、米司法省は彼を“最も多作な”請求者と呼んでいます。彼は1年に換算すると、1日に2件の請求をしているのです。また、FBIは、マサチューセッツ工科大学での彼の論文研究が「取り返しがつかないほど国家安全保障を損なう」と主張しています。シャピロから、FOIA請求を通した政府文書取得における彼の方法論と、そこから明らかになってきた動物の権利を求める運動家らに対する弾圧の詳細について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/3/25(Tue)
    記事番号: 
    3
  • FBIはなぜ「ヒューストンを占拠せよ」を監視し、その後抗議活動の指導者らに対する狙撃計画を隠したのか?

    情報の 透明性を求める活動家ライアン・シャピロから、2011年の「ヒューストンを占拠せよ」(Occupy Houston)に対する連邦捜査局(FBI)の監視を巡って明らかになりつつある問題点について話を聞きます。問題の焦点は、FBIが占拠せよ運動の指導者らに対する暗殺計画疑惑について何を知っていたか、そしてなぜFBIがこの情報を共有しなかったかということです。この暗殺計画は最初、情報公開法(FOIA)請求を通して「市民の権利保護パートナーシップ基金」(The Partnership for Civil Justice Fund)が入手した大幅に編集された文書によって明らかになりました。この文書には、ある個人が「テキサス州ヒューストンでの抗議者らに対して狙撃攻撃に従事することを計画していた」と記されていました。シャピロがさらなる詳細を求めると、FBIは17ページの関連記録を見つけたと言ってそのうちの5ページを彼に渡しましたが、情報の一部は編集されていました。シャピロは、FBIはFOIAの免責を不適切に行使したとしてFBIを訴えました。連邦区判事のロズマリー・コリヤーは3月第3週、シャピロに同意し、FBIはなぜ記録を公表しなかったか説明する必要があると判決しました。

    dailynews date: 
    2014/3/25(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 独占放送:ネルソン・マンデラの投獄に関する米国の役割の公開拒否でNSA、FBI 、DIAが訴えられる

    デモクラシー・ナウ!の独占放送です。ライアン・シャピロは、情報の透明性を追求する活動家として、米国でも最も成果を上げているひとりですが、彼が行っている国家安全保障局(NSA)、連邦捜査局(FBI)、国防情報局(DIA)に対する訴訟について話してくれます。この訴訟は、アパルトヘイト下の南アフリカによる1962年のネルソン・マンデラ逮捕とそれに続く27年間の投獄を米国がいかに助けたかという、米国最大の秘密に関する記録の公開要求と関連しています。米国が関与を認めたことはありませんが、長い間には細かい情報が少しづつ漏れてきています。中央情報局(CIA)のマンデラ逮捕への同局の関与を巡り、シャピロはすでに同局を裁判を争っている最中で、南アの元大統領であるマンデラが2008年まで米国のテロリスト監視リストに載せられていた理由を明らかにし始めています。NSAはシャピロによるマンデラに関する情報公開請求の一つを、「国防」のためと言って拒否しました。

    dailynews date: 
    2014/3/25(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 映画「白人たちへ」:大学キャンパスでの人種的ステレオタイプや「白人の場所で黒人でいること」

    ハーバード大学からミシシッピ大学まで全米各地の大学でキャンパス内の人種差別がいまだに見受けられる中、笑いと風刺を通してこの問題に立ち向かう新作映画を見ていきます。Dear White People(『白人たちへ』)は圧倒的に白人の多い架空のアイビーリーグ校に在籍する黒人学生たちが主役です。主人公の一人サムは、有色人種が直面する人種的なステレオタイプやジレンマに立ち向かう構内ラジオ番組「白人たちへ」の司会を務めています。構内の人種間の緊張は、白人が大半を占める学生グループが顔を黒くし、小道具としてスイカやおもちゃのピストルを用いてアフリカ系アメリカ人をテーマにしたパーティーを開催した時に頂点に達します。本日は俳優マーク・リチャードソンと今回が初監督で賞を受賞したジャスティン・シミエンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/3/24(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ウェルズ・ファーゴ 住宅差し押さえ書類のねつ造で告訴さる 銀行は訴追から逃げおおせるのか?

    住宅ローン詐欺を厳しく追及しているとする司法省の主張がまったくの誇張であるとする内部文書が流出ました。実際には、この手の詐欺の調査の優先順位はきわめて低いのです。住宅ローン詐欺が米国の金融危機において中心的役割を演じているにもかかわらず、司法省監察官は、優先順位は低い、あるいはまったく無いとみなされたと述べていました。この発言は、最近暴露されたウェルズ・ファーゴの社内文書から明らかにされたもので、書類は弁護士たちに対して、住宅差し押さえを行うために欠けている文書をねつ造する方法を事細かに指示しているようにみられます。ウェルズ・ファーゴは、米国最大の住宅ローンサービス会社で900万件あまりの住宅ローンを手がけています。

    dailynews date: 
    2014/3/21(Fri)
    記事番号: 
    3
  • オキュパイ・オークランドで警察に重傷を負わされた元米兵スコット・オルセン 市と和解

    イラク戦争に2度出征した帰還兵スコット・オルセンは、2011年「オキュパイ・オークランド」抗議に参加して警察官に撃たれ瀕死の重傷を負いました。病院にかつぎこまれた時には、頭蓋骨骨折、頸椎骨折、脳腫脹の重体でした。撃たれた時、オルセンは迷彩服とVeterans for Peace(平和を求める退役軍人)のTシャツを着ていました。撃たれた直後、オルセンの手当をしようとするオキュパイ運動参加者の一団に向けて、警察は閃光手榴弾を射撃しました。その後まもなく、デモ参加者たちは顔から血を流しているオルセンを運び出しました。退院後、オルセンはオークランド警察に対し訴訟を起こしました。3月21日、デモクラシー・ナウ!に登場したオルセンは、数百万ドルで和解に達したと述べました。

    dailynews date: 
    2014/3/21(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 監視コストの低下によって 国家安全保障局(NSA)は世界中の全ての通話を記録・再生可能に

    エドワード・スノーデンのリークを基にした最新の報道によると、国家安全保障局(NSA)は、海外のある国(国名は未公表)で発信された、すべての通話を記録しています。MYSTICと呼ばれる監視システムは、数十億の通話を最長30日間保存できます。NSAのエージェントはRETROという暗号名のツールを使ってそれを巻き戻し、1カ月前まで遡ってあらゆる通話を点検できます。同プログラムのシニアマネージャーの一人はこれをタイムマシンになぞらえています。MYSTICについてワシントンポスト紙でスクープした記者の一人アシュカン・ソルタニに話を聞きます。ソルタニ記者は監視コストに関する綿密な調査を行っています。他にも、NSAがGoogleのクッキーを使ってハッキングのターゲットを突き止めていることや、世界各地でYahooとGoogleのデータセンターに接続する主要コミュニケーション・リンクに密かに侵入していることなどを暴いた一連のワシントン・ポスト紙の記事を共同執筆しました。

    dailynews date: 
    2014/3/21(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「死刑薬物入手チーム」: オクラホマ当局者 、死刑用薬物と アメフト・チケット交換の冗談

    テキサス州は、死刑に使用される薬物ペントバルビタールの、現在の在庫の使用期限が切れる数日前に、新たに補充分を確保し、死刑囚レイ・ジャスパーの処刑を行いました。一方オクラホマ州では、死刑に必要な薬物が足りないため、2件の死刑を延期しました。死刑用薬物が不足するなか、オクラホマ州法務長官補佐はテキサス州の同僚に、大学トップ・アメフト・チーム、オクラホマ大学対テキサス大の試合の50ヤード・ライン席のチケットと引き換えなら、テキサスの薬物手配を手伝えるかもしれないと冗談を飛ばしました。コロラド・インディペンデント紙(The Colorado Independent,)が入手したメールで明らかになったこのやり取りでは、オクラホマ州が余った死刑用薬物を死亡した死刑囚の遺体に注射したことも暴露されています。同紙の編集者を務めるスーザン・グリーン記者に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/3/20(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 南部に広がる「モラル・マンデー運動」  ジョージアの活動家 メディケイドを拒否する共和党に対し立ちあがる

    南部に広がりつつある高まる草の根運動が、3月第4週に行った集会の掛け声は、「即メディケイド拡張を!」というものでした。3月19日、ジョージア州上院では、メディケイド(低所得者向け医療扶助制度)拡張を妨害するせいのある法案に抗議を行った40名近くが逮捕されました。ジョージア州の医療保険未加入者数は、全米全州で第5位です。医療保険制度改革(Affordable Care Act)により、さらに推定65万人にメディケイドを受ける資格が発生します。しかしジョージアは、他の共和党主導の数州と同じく、オバマケアによるメディケイド拡張を見合わせました。今回ジョージア州上院で行われた抗議活動は、ノースカロライナ州ではじまった「モラル・マンデー」(Moral Monday)運動から派生した、「モラル・マンデー・ジョージア」(Moral Monday Georgia)運動のなかでも、これまでで最大規模の集まりとなりました。マーティン・ルーサー・キング・ジュニア師の精神的ふるさとでもあったジョージア州アトランタのエベニーザ・バプティスト教会(Ebenezer Baptist Church)上級牧師のドクター・ラファエル・ワーノック師に話を聞きます。ワーノック師は19日に非暴力的市民的不服従で逮捕された、デモ隊の一員でした。

    dailynews date: 
    2014/3/20(Thu)
    記事番号: 
    3

Pages