デイリーニュース

  • アサド大統領の伝記作家:改革の当初の望みのあと シリアの支配者は権力の妄想に屈服した

    シリアの政府高官を殺害した水曜日の爆破攻撃が起きたばかりですが、番組ではシリアについての報道を続けます。伝記The New Lion of Damascus: Bashar al-Asad and Modern Syria(『ダマスカスの新しいライオン:バシャ―ル・アサドと近代シリア』)と近刊のSyria:The Fall of the House of Assad(『シリア:アサド家の崩落』)を著したデビッド・レッシュを番組に迎えます。レッシュはテキサス州サン・アントニオのトリニティ大学の中近東史の教授です。「アサドも最初は善意を持った人物だったと思います。しかし、多くの人が当初望んだようなシステムの変革をすることなく、実際には権威主義的なシステムが彼のほうを変えてしまったのです。」

    dailynews date: 
    2012/7/19(Thu)
    記事番号: 
    3
  • シリアから戻ったデビッド・エンダース記者が語る アサド政権は「草の根蜂起」で崩壊寸前

    首都ダマスカスを巡る激しい攻防が続いていますが、レバノンのベイルートに駐在するマクラッチー紙の特派員、デビッド・エンダース記者に番組に参加してもらいます。彼は2012年に入ってからシリアを4度訪れています。最近の訪問は6月で、これからまたすぐシリアに戻る予定です。「シリア政府は大規模な反政府攻撃の前に、崩れ落ちようとしています。鎮圧はまったくできません」とエンダースは言います。「国際社会の支援無しで、シリアの人々はそれをほとんど自力で成し遂げているのです。」

    dailynews date: 
    2012/7/19(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 潜伏先でシリアの活動家:我々は介入を求めているのではない。支援を求めているのだ

    国防相と内務相と義兄を含むアサド大統領の側近3人を殺害した11日の爆弾攻撃によって、16ヶ月に渡る民衆蜂起は新たな段階に入りました。政府軍と反対勢力の戦闘は、大統領府の至近距離を含む首都ダマスカス全域に及んでいると報道されています。身の安全のために名前を隠したいというシリアの女性の活動家に番組に参加してもらいます。「彼らは統制を失ないつつあります」と彼女はアサド政権について言います。「多くの人々はこの爆弾攻撃を歓迎していますが、心の底では恐怖を感じています。政府側は今度は何をするかと。」

    dailynews date: 
    2012/7/19(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ロムニー候補 ベイン・キャピタル在職期間や納税申告の件で疑問相次ぐ 彼は「アウトソーシング最高責任者」とオバマ

    先週公表された記録によれば、共和党の大統領候補ミット・ロムニーがプライベート・エクイティ会社ベイン・キャピタルの最高責任者として在職した期間が、これまで公表していたよりも3年長かったことが明らかになりました。ロムニーはソルトレイクシティ・オリンピックを運営するために1999年にベイン社を退社したと言い続けていますが、ボストン・グローブ紙は先週、ロムニーが2002年を通してベインの経営を支配し続け、給料も受け取っていたと報じました。その3年間でベイン社は数多くの米国企業を閉鎖に追い込み、多くの人が解雇され、彼らの仕事がアウトソースされました。ボストン・グローブ紙のワシントン支局長クリス・ローランドに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/7/18(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 米上院で共和党がDISCLOSE法成立を阻止 共和党の主要資金供与者が賄賂と犯罪組織のつながりで捜査対象に

    米上院の共和党が、匿名の選挙資金提供者の氏名を明かすことになる法案であるDISCLOSE(Democracy Is Strengthened by Casting Light On Spending in Elections=選挙資金に光を当てることが民主主義の強化につながる)法の通過を阻止しましたが、今日は共和党の主要選挙資金提供者であるシェルドン・アデルソンに焦点を当てましょう。アデルソンは大統領選でオバマ大統領を打ち負かすために1億ドルの寄付を約束して話題になりましたが、今度は連邦賄賂禁止法違反とマカオでのカジノ建設やその他のプロジェクトを遂行する上で中国犯罪組織と関係があったとの疑いで捜査の対象となり再び注目を集めています。プロプブリカ、PBSの番組「フロントライン」取材班、およびカリフォルニア大学の調査報道プログラムの3者による調べで、アデルソンは自社の経営幹部にマカオでの計画に協力してくれた現地の議員に70万ドルを渡たすよう指示したとして海外汚職行為防止法に違反した疑いがあることがわかりました。プロプブリカ編集長スティーブン・エンゲルバーグとピーター・ストーンの2人に話を聞きます。ストーンは、政治とカネの問題を20年間取材しているジャーナリストで、2008年からアデルソンに関する報道を続けています。

    dailynews date: 
    2012/7/18(Wed)
    記事番号: 
    2
  • シリア首都ダマスカスで政権に爆弾攻撃 アサドの義兄と国防相が死亡

    ダマスカスでのシリア高官会議を自爆攻撃が襲いました【編注:その後の報道で自爆ではなく設置型爆弾と判明】。この爆発でシリアの国防相とアサド大統領の義兄が死亡し、アサド政権に大きな打撃を与えました。犠牲となった国防相のダウド・ラジハ将軍はシリアの民衆蜂起が始まってからの17カ月で死亡した政府要人の中では最も高い地位にある人物です。国連安全保障理事会は今日、シリア危機に対応するための新たな議決を行うところでした。英国の中東問題報道の第一人者である著者パトリック・シールに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/7/18(Wed)
    記事番号: 
    1
  • エリートたちのたそがれ:クリス・ヘイズが語る ペンシルバニア州立大学から金融街まで権力がいかにシステムを不正操作しているか

    一連の最近のスキャンダルが世界の金融システムを揺るがしている中、ジャーナリストのクリス・ヘイズに彼の新著Twilight of the Elites: America After Meritocracy(『エリートたちのたそがれ:能力主義後の米国』)について話を聞きます。同書は、金融街をはじめ、議会、カトリック教会、メジャーリーグといった大規模団体が、汚職と職務能力の低下のせいでいかに行き詰っているかを検証しています。ヘイズはMSNBCの週末の番組アップ・ウィズ・クリス・ヘイズ(Up with Chris Hayes)の司会とネイション誌の総合編集者を務めています。「米国の最近の資源配分と不平等の最悪の側面の一つは、それが社会階層の底辺にいる人々にとって良くないというだけでなく、頂点にいる人々を劣化させているということなのです」と、ヘイズは言います。「この状況は、上層階層にいる人間が無能になる堕落する環境を作っています。」

    dailynews date: 
    2012/7/17(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 科学者らを監視:放射線の問題を指摘した内部告発者らをFDAはいかに監視したのか

    米食品医薬品局(FDA)が、ジャーナリストや議員、オバマ大統領宛に手紙を書いた自局の科学者らを標的に、大規模な監視をはじめていたことが明らかにされました。これらの科学者は、患者が高レベルの放射線を浴びる恐れがある、大腸内視鏡検査とマンモグラムのための医療用画像装置をFDAが承認したことについての懸念を表明していました。同局は極秘のスパイ活動によって、科学者らの職場と自宅のコンピュータを監視し、EメールとUSBメモリをコピーし、彼らが作成する個人的メッセージを一行ごとにリアルタイムで監視することすらしていました。同局はさらに、敵対者リストも作成していました。FDAの内部告発者らの弁護士で全米内部告発センター(National Whistleblowers Center)の代表スティーブン・コーンに話を聞きます。「我々は今回初めて、近代技術の進んでいる米国で、国内の内部告発にたいしてどのように監視行われるかを垣間見たわけです」と、コーンは言います。「FDAはこうした内部告発者の社会的評判を潰そうとしています。」

    dailynews date: 
    2012/7/17(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ガー・アルペロビッツの緑の党基調講演:我々は「次の大いなる革命」のための基盤を固めている

    ボルチモアで週末に開催された本年度の緑の党党大会にて、マサチューセッツ州の医師ジル・スタインと貧困撲滅活動家チェリ・ホンカラがそれぞれ緑の党の大統領候補、副大統領候補に選出されました。本日は党大会で行われたメリーランド大学政治経済学教授でデモクラシー・コラボレーティブの共同創設者ガー・アルペロビッツによる基調講演をお送りします。アルペロビッツはAmerica Beyond Capitalism: Reclaiming Our Wealth, Our Liberty, and Our Democracy「(資本主義を越えたアメリカ:我々の富、自由、民主主義の奪還)」の著者です。アルペロビッツは講演で、企業中心の社会に挑むための第三政党の重要性を強調し、「歴史上、システムは、誰よりも、富を操る者によって左右されます。富裕層のトップ400人の人たちは現在、下から数えた1億8500万人の米国人の全ての財産を合わせたよりも多い富を持っているのです。これは中世の構造です」と語りました。

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    2012/7/16(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「火に油」著者グレッグ・マティットが語る:占拠下のイラクの石油と政治、アラブの春

    新たな米政府の報告書で、イラク復興に使われている米国国民の税金のほとんどが無駄遣いされた可能性が高いことが分かりました。最終監査報告書と呼ばれるレポートの中で、イイラク再建特別監査官事務所は、米国史上最大の復興事業の中で、数多くのずさんな会計により「何十億ドルもの米国民の税金が無駄遣いされたり、横領される危険性」があると指摘しました。行方がわからなくなったり不正に使われた正確な額を把握することは不可能だろうと、この報告書は結論付けています。イラクの多くの地域が2003年の侵攻と占拠からの復興が難航している中、国の石油部門はエクソンモービルやBPなどの海外投資の協力を得て急成長しています。本日は、エネルギーへの関心が米国の侵攻にいかに重要な役割を果たしたかを考察する新著Fuel on the Fire: Oil and Politics in Occupied Iraq(『火に油:占領されたイラクの石油と政治』)を発表したグレッグ・マティットに話を聞きます。「こんな惨事が生じたのは、背後に常に米国の利益があったからだ」とマティトは語ります。

    dailynews date: 
    2012/7/16(Mon)
    記事番号: 
    1

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