デイリーニュース

  • テキサス流「在留資格を見せろ」:議員たちが「上院法案4」を移民への最大の法的脅威として非難

    共和党のグレッグ・アボット州知事が米国の最も厳しい移民法案の1つ「上院法案4」(Senate Bill 4: SB 4)に署名して法制化させたことで、テキサス州に対する批判がたかっています。テキサス州は「サンクチュアリーシティ」(聖域都市)を禁止、警官は彼らが拘束したすべての人々の在留資格の確認ができるようになります。この法律に対し、テキサス州の各大都市の警察署長や主要な宗教指導者を含む多くの有力者が反対を表明しました。オースティン市議員のグレゴリオ・カサールと、テキサス州代議士で、テキサス州議会下院の「メキシコ系米国人立法集会」(Mexican American Legislative Caucus)の議長を務めるラファエル・アンチアに、さらに詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/5/9(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 死刑に抗議したため弾劾の危険に直面している判事に独占インタビュー

    アーカンソー州では4月、2005年以降初めて4人の男性の死刑が執行されました。州は4月中の11日間で8人の死刑執行を行う計画でいましたが、その一部は裁判所によって差し止められています。差し止めた判事の一人に弾劾を求める声があがっています。ウェンデル・グリフェン判事は4月14日、執行に使用される薬物の入手に関し州政府が不正を行った懸念に基づき、6件の死刑執行に一時停止命令を出しました。グリフィン判事は命令を出した後、聖金曜日に彼の教会が組織した州知事公邸周辺での死刑反対集会に参加しました。グリフェンは判事であると同時にバプティスト教会の牧師でもあります。グリフェン判事の弾劾を求める声は、この抗議行動の写真が報道された直後からあがり始めました。グリフェン判事が死刑囚のように、担架の上に両手を縛られて横たわっている写真です。テレビインタビュー初となるグリフェン判事と話します。

    dailynews date: 
    2017/5/8(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 財政破綻した米国自治領・プエルトリコ 再建は大規模な破綻処理を担当する一判事の手に

    米国の地方政府としては最大となる債務総額1230億ドルで財政破綻に陥った米国自治領・プエルトリコは、債務・年金のための再建手続きを開始し、それに伴い公立学校179校の閉鎖計画を発表しました。ヘルスケア、年金、インフラのための資金が削減されるとみられます。救済手続きは、プエルトリコを州ではなく主権を有する地域とみなすプエルトリコ監視・管理・経済安定化法(PROMESA法)の3章に基づいています。プエルトリコは、米国の破産した地方政府が通常使用する破産法第9章の適用外となっています。

    dailynews date: 
    2017/5/8(Mon)
    記事番号: 
    2
  • フランス大統領選 新自由主義者で投資銀行家のマクロンが外国人嫌悪と人種差別を支持するルペンを破る

    フランス大統領選挙では、元投資銀行家で中道派のエマニュエル・マクロンが極右候補マリーヌ・ルペンに圧勝し、大統領に選出されました。マクロンの得票率は66%に達しています。敗れたとはいえルペンは700万票近くを得票、これはルペンが所属する国民戦線の候補者として史上最高の得票でした。ルペンは公然と外国人嫌悪と人種差別主義を掲げ、移民に対する取締強化やEUからの離脱を訴えていました。一方、マクロンは自由貿易を支持し、親EUの立場を訴えています。フランスの人権・市民権活動家であり、研究者であるヤーセル・ルアティと話します。ルアティの最近の記事は、「フランス大統領選挙 ルペン対マクロンはヒトラーかウーバー(UBER)か?」です。

    dailynews date: 
    2017/5/8(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ダラスで10代の黒人ジョーダン・エドワードに警官が発砲 NAACPが警察改革を改めて要求

    ダラス郊外ボルチスプリングスで4月29日、15歳のジョーダン・エドワードがパーティーから帰る車の中で、警官ロイ・オリバーによって頭を撃たれて死んだ事件について、全米黒人地位向上協会(NAACP)会長でCEOのコーネル・ブルックスが話します。オリバー巡査は5月2日に解雇されました。「米国の民主主義のため、改善を呼びかけるだけでなく、要求するべき時がきました。すなわち、悪い警官たちの罪を暴き、起訴する検事たちの努力だけでなく、活動家が街頭に出て重大な市民的不服従を行い、通常の業務を大きく混乱させ、警察の不祥事や暴行を横行させるシステムを文字通り停止させることが必要です」とブルックは語ります。

    dailynews date: 
    2017/5/5(Fri)
    記事番号: 
    5
  • NAACPはアルトン・スターリン射殺現場にビデオに映った警官たちの起訴をルイジアナ州に要請

    全米黒人地位向上協会(NAACP)は、2016年に警官に射殺されたアフリカ系アメリカ人で5児の父親のアルトン・スターリングに発砲した警官に対して徹底的な調査と立件を行うようルイジアナ州政府に呼びかけています。これは、トランプ政権の司法省が二人の警官ブレーン・サラモニとハウイー・レイクに対して連邦法で起訴するのを見合わせたことへの反応です。「恐ろしいのは、州政府と連邦政府の両方の捜査が、危険な沈黙と危険な憶測の空気の中で行われていることです」とNAACP会長でCEOのコーネル・ウィリアム・ブルックスは言います。「同僚の不祥事に口を閉ざすという警官の間での不文律が、目撃者が名乗り出るのを妨げています。これによって、実際に起きたことについて、自由で率直な議論や証言が妨げられています」。

    dailynews date: 
    2017/5/5(Fri)
    記事番号: 
    3
  • フランス大統領選 有権者は排外的な候補者か中道派の投資銀行家かの選択を迫られる

    フランス大統領選挙は、元投資銀行家エマニュエル・マクロンと極右政治家マリーヌ・ルペンの決戦投票を7日に控えています。マクロン候補は4日、フランス有権者に恐怖を煽る政治を拒否するよう呼びかけるオバマ前大統領の支持を得ました。ルペン候補はあからさまな外国人嫌悪と人種差別の政策を掲げて選挙運動を行ってきましたが、4日にブルターニュ地方のトラック運送会社で選挙活動を行った際に、抗議に直面しました。「有権者が選択を迫られているのは、白人とキリスト教徒の優位を約束してフランス憲法や政教分離の伝統を無視するマリーヌ・ルペンのような公然とした人種差別主義の候補者が、それとも若い政治家エマニュエル・マクロンのどちらかです。マクロンが掲げているのは、企業家精神を通して人々に権限を持たせる政策のようです。ただ問題は、彼のいう社会は、会社を経営するように国を運営することです。そして問題は、彼の政策には労働者階級に寄り添うものが1つもないことです」とパリから出演のゲスト、ヤーセル・ルアティは言います。ルアティはフランスの人権と市民的自由の活動家で研究者です。

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    2017/5/5(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 何百万人もの保険料を引き上げる法案が共和党多数の下院を通過 沸き起こる抗議

    共和党のオバマケア撤廃の企ては、4日に下院議会が辛うじて法案を承認して一歩前進しました。この法案が成立すれば、富裕層に大幅な減税を受ける一方、何千万もの人々が健康保険を失うことになります。しかし法案の成立は、上院の共和党が独自の医療保険法案の起草にこだわっているため、いまだ成り行きがわかりません。主だった医療関係機関やAARP(アメリカ退職者協会)は、この法案は患者に深刻な被害を与え、医療費が跳ね上がると警告しました。連邦議会予算事務局はこの法律を「評価する」時間を十分に与えてもらえませんでした。つまり、下院は法案の予想される影響も知らないまま採決したということです。この法案は、病院、医師、医療保険会社そして消費者団体をはじめとする保健医療業界のほぼすべての部門から反対を受けています。この法案は、メディケイド(低所得者用医療扶助)のもとでの国民1人あたりの連邦政府支出(高齢者や子どもを含む)に上限を設け、女性に避妊策を提供する「家族計画連盟」への払い戻しにメディケイドの資金が使われるのを阻止します。「ヘルスケア・フォー・アメリカ・ナウ」と「ヘルスケア・フォー・アメリカ・ナウ教育基金」の共同常任理事マルガリーダ・ジョージと、非白人女性の性と生殖に関する健康(リプロダクティブ・ヘルス)の共同体「シスターソング」の事務局長モニカ・シンプソンに話を聞きます。

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    2017/5/5(Fri)
    記事番号: 
    1
  • フロリダの大学で卒業生総代に選ばれたシリア人難民 アマール・モホラットにインタビュー

    アマール・モホラットは、シリアのホムスで政治およびメディア活動をしていました。2011年、モホラットは政治的迫害や殺害予告を受けたことから国外へ避難。約2年前に米国で政治的亡命者に認定されました。モホラットは全額支給の奨学金を受けて、今年フロリダ州の聖レオ大学コンピュータ・インフォメーション・システム学科を卒業したばかりです。4月29日土曜日、モホラットは卒業総代としてスピーチをしました。

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    2017/5/4(Thu)
    記事番号: 
    3
  • DV加害者への威嚇的な発砲で3年間の禁固刑を受けたマリッサ・アレグサンダー 恋人や夫婦間の暴力と反対運動構築について語る

    アフリカ系アメリカ人で3人の子を持つ母マリッサ・アレグサンダーは、2010年、暴力を振るう夫を威嚇するつもりで発砲し、そのことで20年の禁固刑という判決を受けました。彼女は発砲は威嚇するためだったという主張を維持しました。この裁判の過程で、アレグサンダーはフロリダ州の「スタンド・ユア・グラウンド」(正当防衛)」法での弁護を試みました。この法律は、武器を持たないアフリカ系米国人の少年、トレイボン・マーティンを射殺した自称自警団のジョージ・ジマーマンが使用し、無罪を勝ち取ったことで有名になった法律です。しかし2012年3月、陪審員はアレグサンダーへの「スタンド・ユア・グラウンド」法の適用を却下し、わずか12分の審議で彼女を有罪としました。フロリダ州では「禁固10年-20年-終身刑」("10-20-Life" )法と知られる州法により、銃を使った事件は状況に関係なく強制的に最低限の量刑が定められているため、アレグサンダーは禁固刑20年を言い渡されました。彼女は新たな裁判を求めて上告を勝ち取り、その後、未決拘留期間を含めて上限3年の禁固刑という司法取引に応じました。2017年に彼女は3年の禁固刑と裁判所の命令による2年の自宅拘禁期間を経て自由の身となりました。ジャクソンビルからマリッサ・アレキサンダーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/5/4(Thu)
    記事番号: 
    2

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