メキシコでは19日、メキシコ・シティー南東160キロを震源とするマグニチュード7.1の大地震が発生し、首都周辺では数十のビルが倒壊し、学童、労働者、住民が瓦礫の山の下に埋もれています。少なくとも217人が死亡、数百人が行方不明です。死者には、メキシコ・シティーの小学校の児童が少なくとも21人、地震が引き金となって発生した同市南西部の火山爆発でカトリックのミサの最中に亡くなった15人の礼拝者が含まれています。今回の大災害は、5,000人の死者を出した1985年大地震の32周年を記念する地震防災訓練に住民が参加してから数時間後に起きました。19日の地震の前にも、2週間足らず前にメキシコ南部のオアハカ州の沿岸近くで別の地震が発生し少なくとも90人が死亡し、家屋数千戸が全壊しました。メキシコ・シティーに本部をおく「国際政策センター アメリカ・プログラム」(Americas Program of the Center for International Policy)の代表ローラ・カールセンと話します。