デイリーニュース

  • ハリケーン・マリアがプエルトリコ直撃 ここ百年で最大級になるおそれ

    カリブ海では20日朝、ハリケーン・マリアがカテゴリー4の勢力で米自治領プエルトリコに上陸しました。1928年以降に直撃したハリケーンで最強です。プエルトリコ上陸前には、米領バージン諸島を襲い、ドミニカに大災害をもたらしました。ドミニカの首相は、「気が遠くなるような」大惨事と評しています。デモクラシー・ナウの共同ホストであるフアン・ゴンザレスと話します。

    dailynews date: 
    2017/9/20(Wed)
    記事番号: 
    2
  • メキシコ地震で数百人が死亡 1985年の大地震の記念日に

    メキシコでは19日、メキシコ・シティー南東160キロを震源とするマグニチュード7.1の大地震が発生し、首都周辺では数十のビルが倒壊し、学童、労働者、住民が瓦礫の山の下に埋もれています。少なくとも217人が死亡、数百人が行方不明です。死者には、メキシコ・シティーの小学校の児童が少なくとも21人、地震が引き金となって発生した同市南西部の火山爆発でカトリックのミサの最中に亡くなった15人の礼拝者が含まれています。今回の大災害は、5,000人の死者を出した1985年大地震の32周年を記念する地震防災訓練に住民が参加してから数時間後に起きました。19日の地震の前にも、2週間足らず前にメキシコ南部のオアハカ州の沿岸近くで別の地震が発生し少なくとも90人が死亡し、家屋数千戸が全壊しました。メキシコ・シティーに本部をおく「国際政策センター アメリカ・プログラム」(Americas Program of the Center for International Policy)の代表ローラ・カールセンと話します。

    dailynews date: 
    2017/9/20(Wed)
    記事番号: 
    1
  • Airbnbで利用できるトランプ幼年時代の家に難民たちが集団で宿泊 移民弾圧政策に抗議

    9月第3週末、ニューヨーク市クイーンズ区にあるトランプ大統領が幼年期に住んだ家で意外な集まりがありました。この家は現在Airbnb(エアービーアンドビー)に登録されています。国際的な人道および開発団体であるオックスファム・アメリカは9月16日、難民たちが米国での家庭、抵抗と生活についての物語を共有しながら1日を過ごすためにその家を借りました。このイベントと時を同じくして、ニューヨークタイムズ紙はトランプ大統領が米国に受け入れる難民の数の上限を5万人に引き下げることを検討中と報じました。難民のイーマン・アリに話を聞きます。彼女の家族は1990年代にソマリアから逃れ、結局米国に落ち着きました。彼女は9月16日の週末をクイーンズ区にあるトランプの幼年期の家で過ごしました。オックスファム・アメリカの難民運動の指導者であるイスラ・チャカーからも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/9/19(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ドゥルセ・ガルシア:DACA撤廃でトランプを提訴したドリーマーの移民弁護士

    9月19日、「幼少期に米国に到着した移民への国外退去一時延期措置」(Deferred Action for Childhood Arrivals program:DACA)を受けている6人は、同プログラムの撤廃計画をめぐりサンフランシスコ連邦地裁にトランプ政権を提訴しました。この訴訟は、トランプ政権がDACAを撤廃する上で適切な行政手続きに従っていないとし、同プログムの撤廃は適正手続法に違反すると主張しています。DACAは、在留資格を持たない若い学生たちが組織した継続的な長年の草の根活動を経て、2012年にオバマ政権によって制定されました。また、米国の15の州とコロンビア特別区(首都ワシントン)も、DACA撤廃計画をめぐりトランプ政権を提訴しました。6人の原告の1人であるドゥルセ・ガルシアに話を聞きます。彼女は、普段からカリフォルニアの裁判所で他の移民たちを弁護している移民弁護士です。彼女は4歳のときにメキシコから家族が移民して以来、米国で生活しています。

    dailynews date: 
    2017/9/19(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ルイス・グティエレス下院議員:DACAの撤廃のようなトランプの「人種差別」政策に抗議する理由

    ジェフ・セッションズ司法長官は9月に入って、トランプ政権が「幼少期に米国に到着した移民への国外退去一時延期措置」(Deferred Action for Childhood Arrivals program:DACA)を撤廃するつもりであることを発表しました。DACAは、約80万人の若者に、米国で生活し働く権利を与えるものです。トランプ大統領と民主党の指導者たちは現在、「ドリーマーズ」(DREAMeres: DACAの対象者)を保護する取引を結ぼうとしています。上院少数党院内総務のチャック・シューマーと、下院少数党院内総務のナンシー・ペロシは9月第3週、DACAの保護法制化を目的に、ホワイトハウスでトランプ大統領と会談しました。トランプは会談後、取引の可能性は「大規模な国境警備」を承認するかどうか次第だろうと述べました。数十人の在留資格を持たない活動家たちと彼らの仲間は9月18日、下院議員のペロシの記者会見の最中に、彼女がトランプとの会談でドリーマーズを「交渉の切り札」として使ったと非難し、彼女をやじり倒しました。抗議者たちは、ドリーマーズだけでなく、米国に住む1100万人のすべての在留資格のない移民たちへの保護も求めました。イリノイ州選出の民主党下院議員ルイス・グティエレスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/9/19(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ノーでは足りない:バーニーの国民皆保険草案と民主党の未来をナオミ・クラインが語る

    バーモント州の無所属上院議員バーニー・サンダースは先週、メディケアをあらゆる米国人に広げることによって国民皆保険を提供する法案を提出しました。サンダースは、医師や看護師、草案の共同提出者となった15人の民主党議員のうちの何人かに囲まれて、法案を提出しました。ベストセラー作家のナオミ・クラインが議論に加わります。

    dailynews date: 
    2017/9/18(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ナオミ・クライン:ハリケーン被災地で「ショック・ドクトリン」が稼動し始めている

    ヒューストン市長のシルベスター・ターナーは、ハリケーン「ハービー」に襲われたヒューストンの復興事業のリーダーに、元シェル石油米国事業責任者マービン・オダムを指名しました。マービン・オダムは8年にわたって石油大手シェルの代表を務め、2016年に引退しました。ハリケーン「ハービー」では、少なくとも82人が死亡し、数千軒の家屋が浸水、数十億ドルにのぼる損害が出ました。50万ガロンのガソリンが流出、最大約2200トン(500万ポンド)の汚染物質が大気中に放出するなど広範囲な環境汚染を引き起こしました。ベストセラー作家でジャーナリストのナオミ・クラインに詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2017/9/18(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ナオミ・クライン:トランプの同意を得るために欧州はパリ協定を骨抜きにするかもしれない

    ドナルド・トランプ大統領は19日、国連総会で演説する予定です。今年の総会では気候変動が最重要議題の一つと考えられています。世界のリーダーたちが一堂に会する中、新たな大型ハリケーン「マリア」がカリブ海地域で勢力を拡大し、「イルマ」と似た進路をとりつつあります。現在の予測によると、マリアは早ければ20日にも、5段階で上から2番目に強い「カテゴリー4」の勢力でプエルトリコを襲うとみられています。イルマによって壊滅的な被害を受けた米領バージン諸島もマリアの進路に位置しています。一方、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は先週末、トランプ政権がパリ協定への残留を検討していると報じました。トランプ大統領は数カ月前にはパリ協定からの離脱を誓約していました。ホワイトハウスはこの記事の内容を否定しています。レックス・ティラーソン国務長官は17日、トランプのパリ協定残留を示唆しましたが、H・R・マクマスター国家安全保障担当補佐官は同日FOXニュースに出演し、これとは違うメッセージを送っています。ベストセラー作家で調査報道サイト「インターセプト」の上級記者のナオミ・クラインに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/9/18(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 南アジアでは気候変動に関連した洪水で1300人が死亡 4000万人に影響

    本日は南アジアの破壊的洪水について見ていきます。南アジアでは4100万人以上が洪水に見舞われ避難を余儀なくされています。最近数カ月だけでも、バングラデシュ、インド、ネパールでは少なくとも過去40年で最悪の洪水にみまわれ1,300人以上が死亡しました。4000万人以上が家や稼業、農作物が破壊されるのを目の当りにしました。気候変動研究者によると、今後10年間で天候パターンが変わりこの地域のリスクが高まるため、同地域での破壊的な洪水は増加すると予想されています。国連国際防災戦略事務局の報告書によると、1995年から2015年の間で洪水は天候に関する地球規模の災害の47%を占めています。影響を受けた23億人のうち95%がアジアの住民でした。ネパールのカトマンズにある国際総合山岳開発センター(International Centre for Integrated Mountain Development) の所長であるデイビッド・モルデンに話を聞きます。この団体は、アフガニスタン、バングラデシュ、ブータン、中国、インド、ミャンマー、ネパール、パキスタンの南アジア8か国で調査を行っています。

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    2017/9/15(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 忘れられた米国人:米メディアはなぜ「イルマ」による米領バージン諸島の被害を報じないのか

    ハリケーン「イルマ」は、1週間前に米領バージン諸島に上陸した時点では、カテゴリー5の猛烈なハリケーンであり、停電や洪水、情報伝達手段の切断など大きな被害を引き起こしました。ケニス・マップ知事の発表によれば、セント・ジョン島とセント・トーマス島のほぼ全島がいまだに停電している状態だということです。セント・トーマス島の学校や主要病院も破壊されました。。「イルマ」の破壊力はすさまじく、宇宙からもそのすごさが見てとれるほどです。今週始め、米軍輸送艦艇がセント・トーマス島に到着し備品や援助物資が運び込まれました。近隣の島であるプエルトリコではボランティアが団結して集めた援助物資を何十隻もの船で輸送し島の住民はその緊急物資を受け取りました。しかし、ハリケーン「イルマ」は、フロリダ州キーズ諸島に上陸する数日前に米国領ヴァージン諸島を直撃したため、連日報道されている米国メディアのハリケーン報道では、ヴァージン諸島はほぼ忘れ去られてしまっています。米国領ヴァージン諸島は米国領となってから100周年を祝っている最中だということを考慮するとこの見落としは衝撃的といえます。本日はセント・トーマス島の土着民で賞受歴ある詩人、ティファニー・アニークに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/9/15(Fri)
    記事番号: 
    2

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