デイリーニュース

  • イエメンの人道的危機が激化する中 サウジ皇太子の訪米で トランプはサウジとの武器取引に署名

    5日、トランプ政権はサウジアラビアへの13億ドルの迫撃砲の販売契約を承認したことを米議会に伝えました。トランプ就任以来、米国とサウジ政府間での武器取引は2度目となります。この取引で人権団体の間では、サウジ主導でイエメンで行われている爆撃により米国が戦争犯罪に加担することになる懸念が広がっています。この販売契約は30日以内に議会で承認される必要があります。この発表はサウジの皇太子ムハンマド・ビン・サルマンが彼の訪米を慌ただしく終えた後になされました。彼の訪米中、サウジによるイエメンへの軍事関与の激化における皇太子の役割は、米国メディアでほとんど取り上げられませんでした。米国が支援しサウジが主導する軍事攻撃がイエメンで開始されてから先月で3年が経ちました。この軍事攻撃は世界で最悪の人道的危機となっています。米国支援でサウジ率いる空爆や海上封鎖はイエメンの医療、給水、衛生システムを破壊し、コレラの大量発生を引き起こし、何百万人ものイエメンの人々を餓死寸前まで追い込みました。2015年に始まったサウジによる侵攻で約1万5000人以上の人々が命を落としています。ロンドンのタイムズ紙のイエメン特派員として2010年から2015年まで、サヌアを拠点にしていたジャーナリストのアイオナ・クレイグに話を聞きます。

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    2018/4/6(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 政治的動機に基づいた裁判と有罪判決の後 ブラジルの元大統領ルラに服役命令

    ブラジルの連邦最高裁は4月5日、元ブラジル大統領ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバに対し24時間以内に警察へ出頭し、収賄罪などで言い渡された禁固12年の服役刑を開始するよう命じました。この判決によって、ルラは自身が最有力候補となっている今年後半のブラジル大統領選に出馬することを事実上阻止されました。ルラは元組合リーダーで2003年から2010年までブラジル大統領を務め、任期中に何百万人ものブラジル人が貧困から抜け出す手助けをしました。彼への判決は、昨年行われたルラの同胞ジルマ・ルセフを追放したクーデターの続きだと彼の支持者たちは主張します。本日はデモクラシー・ナウ!がルカに行った最近のインタビューの一部を放送し、経済政策研究センターの共同所長で「ジャスト・フォーリン・ポリシー」代表のマーク・ウェイスブロットから近況を聞きます。彼は「刑事捜査は政治的で、ルカに出頭するよう求めた判決を含め、この判事がなすことは全て政治的意図に基づいている」と彼は語ります。

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    2018/4/6(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 消費者に携帯電話の安全性を信じさせるために 研究結果と危険性を選定して公開したワイヤレス産業のやり方

    米国では成人100人中、95人が携帯電話を所有しています。世界的には成人の3/4が携帯電話へアクセスできる時代です。ワイヤレス産業は世界で最も急成長する産業であり、2016年には年に4400億ドルの売り上げを記録しました。しかし携帯電話は安全なのでしょうか? ネイション誌の新たな調査報道によれば、大手携帯電話企業は消費者にこのことについて疑問を持ってもらいたくないようです。ネイション誌の環境問題の記者であり調査取材編集者のマーク・ハースガートに話を聞きます。ハースガートはマーク・ダウィと共にHow Big Wireless Made Us Think That Cell Phones Are Safe(「携帯電話は安全と消費者に信じさせた大手携帯会社の手口」)というタイトルの記事を執筆しました。

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    2018/4/5(Thu)
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    3
  • 中米からのキャラバンは 米国の残酷な移民政策と帝国主義を 映し出す

    メキシコ移民局は中米からキャラバンを組んで旅する移民団を解消させようと努力していますが、いまだ数百人が米メキシコ国境を目指して進んでいます。トランプ大統領は5日早朝「移民団はほぼ解散させられた。メキシコの堅固な移民法と、これが大きな騒ぎとならないためにその法律を適用する意思が働いたためだ」とツイートしましたが、この状況に変化はありません。移民支援組織「国境なき人々」(Pueblo Sin Fronteras)は2010年から、亡命と保護を求める権利に注目を集めるために移民団を組織してきました。今年の参加者は特にホンジュラス出身者が多数を占めています。ホンジュラスは、米国が支持する右派フアン・オルランド・エルナンデス大統領が、昨年11月の選挙で広範囲の不正が行われた疑惑があるにも関わらず第二期目の就任式を終え、政治的混乱がつづいています。「国境なき人々」ボランティア、アルトゥーロ・ビスカーラに最新情報を聞きます。ビスカーラは移民団を組織したメキシコから先日帰国したばかりです。

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    2018/4/5(Thu)
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    2
  • トランプ 越境する移民が極度に減少しているメキシコとの国境政策を更に強化 州兵派遣を指示

    メキシコから越境する不法移民の数は1971年以来、最低レベルにあるにも関わらず、メキシコとの国境に更に兵士が派遣される可能性があります。トランプ大統領は、中米からの移住や亡命を求める人たちがキャラバンを組んでメキシコを横断していることを受けて、一連の脅迫発言を行いました。一方、ウォールストリート・ジャーナル紙は、トランプ政権が米メキシコ国境付近にある少なくとも1箇所の基地沿いに壁を建設するよう米軍に要請していると報道しています。アリゾナ州ツーソンより、国境警備専門のジャーナリストでStorming the Wall: Climate Change, Migration, and Homeland Security(『壁を巡る騒ぎ--気候変動 移民と国土安全保障』)著者のトッド・ミラーに最新情報を聞きます。

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    2018/4/5(Thu)
    記事番号: 
    1
  • キング牧師は人種差別 軍事主義 資本主義と闘った 歴史家テイラー・ブランチが語るキング牧師の晩年

    今日は、マーチン・ルーサー・キング牧師がメンフィスで暗殺されてから50年。享年、僅か39歳でした。デモクラシー・ナウ!は先日、ピューリッツァー賞受賞者の歴史家テイラー・ブランチ、作家のトレイ・エリスに話しを聞きました。2人とも、今年のサンダンス映画祭で初公開されたHBO(米国の衛星・ケーブルテレビ放送局Home Box Office)の新作ドキュメンタリー映画King in the Wilderness(『荒野のキング』)の制作に協力しました。この映画は、リンドン・ジョンソン大統領が1965年投票権法に署名した後の時期から始まり、キング牧師の晩年の3年間を回顧しています。記念碑的な法律が成立したにもかかわらずキング牧師は、「貧者のキャンペーン」を立ち上げ、またベトナム戦争終結を求める新たな闘いに目を向けました。公然とベトナム戦争を批判するという決断により、キングは最も身近な支援者の多くから孤立することになりました。

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    2018/4/4(Wed)
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    2
  • 教師たちの反撃 教育予算の増額を求めストライキ中のケンタッキー州とオクラホマ州の教員に聞く

    オクラホマ州全土の学校が閉鎖されて3日目、教育予算の増額と賃上げを求める教員のストライキが続いています。オクラホマ州の公教育予算は、2008年の不況開始以来、他のどの州よりも大幅な削減を受けてきており、同州の教員の給与は全米で最低クラスになっています。4日には、数十人の教師が、同州第二の大都市タルサから州都オクラホマシティーまで、123マイルの抗議行進を計画しています。一方、ケンタッキー州では、数千人の教師が最近成立した州法の撤回を求めて抗議を続けています。教員の年金を骨抜きにする条項が下水処理サービスに関する法律に組み込まれて可決されてしまったからです。2日、同州のすべての学校が春休み、あるいはケンタッキー州都フランクフォートでの大規模集会に備えて、休校状態になりました。フランクフォートでは、教師が州議事堂の円形大ホールを埋め尽くし、「学校に予算を」と声をあげました。今年各地でまき起こっている教師の抗議行動の口火を切ったのはウェストバージニア州で、同州では歴史的なストライキにより5%の賃上げを勝ち取りました。4人のゲストから詳しく聞きます。オクラホマの教師アンドレア・トーマス、ケンタッキー州議会議員アッティカ・スコット、ケンタッキー州の元教員ミッキー・マッコイ、労働問題ジャーナリストのマイク・エルクの皆さんです。

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    2018/4/4(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 彼は労働闘争のために自らの命を捧げた:経済正義に対するマーティン・ルーサー・キング牧師の忘れられた急進的なメッセージ

    マーティン・ルーサー・キング牧師は50年前の1968年4月4日、ストライキ中の清掃労働者たちの応援と「貧者の運動」支援設立のためにメンフィスに滞在中、暗殺されました。経済正義のために闘ったキングの長い歴史を、ジェームス・ローソン牧師と歴史家のマイケル・ハニーと共に振り返ります。ハニーは新刊To the Promised Land: Martin Luther King and the Fight for Economic Justice(『約束の地へ:マーティン・ルーサー・キング牧師と経済正義のための闘い』)の著者です。

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    2018/4/3(Tue)
    記事番号: 
    1
  • マーティン・ルーサー・キング牧師の最後の日々:ジェームス・ローソン牧師が振り返るキングの暗殺とメンフィスでのストライキ支援

    50年前の1968年4月3日、マーティン・ルーサー・キング牧師はメンフィスで彼の最後の演説I’ve Been to the Mountaintop(『私は山頂に達した』)を行いました。その後24時間経たないうちに、キングはテネシー州メンフィスのロレイン・モーテルで暗殺されました。彼はまだ39歳でした。彼は、ストライキ中の清掃労働者たちを支援するためにメンフィスにいました。このストライキを支援するためにキングをメンフィスに来るよう招待したジェームス・ローソン牧師に話を聞きます。ローソンは当時、メンフィスの「100年メソジスト教会」(Centenary Methodist Church)の牧師でした。キングはローソン牧師のことを「優れた理論家で世界の非暴力の戦略家」と呼びました。

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    2018/4/3(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 急速に拡大する巨大メディア企業シンクレアに批判殺到 トランプ追随の台本読みをキャスターたちに強要

    シンクレア・ブロードキャスト・グループは、誰もが知っている名前ではありませんが、米国で最も有力なテレビ会社の1つです。シンクレアは、すべての主要ネットワークの系列局を含む、173の地方テレビ局を所有しています。同社は、規制機関が現在審査中の39億ドルの取引でトリビューン・メディアを買収することによって、さらに事業を拡大しようとしています。シンクレアは、ホワイト・ハウスと親密なことで広く批判されてきました。シンクレアは、自社が所有するテレビ局の相当数のニュースキャスターたちに、トランプ調に書かれた「フェイクニュース」の危険性を警告するほぼ同一のコメントを読み上げるよう指示したとして、新たな疑念の目にさらされています。3月に放送されたこれらのコメントは、数百万人が視聴しました。このコメントについて4月第1週の週末にウェブサイト「デッドスピン」(Deadspin)が、シンクレア所有の45局の放送を並列したビデオを発表し、大きな注目を集めています。マザー・ジョーンズ誌の上級記者アンディ・クロールに話を聞きます。

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    2018/4/3(Tue)
    記事番号: 
    1

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