デイリーニュース

  • ニカラグアは泣いている:抗議活動中の息子を警察に殺された母 正義を求める

    反政府運動が広がるニカラグアでは、110人以上が殺害され、数千人の負傷者がでています。活動家らはダニエル・オルテガ大統領の即辞任を求めていますが、警察による犠牲も厭わない弾圧がつづきます。4月にデモ参加中の22歳の息子モロニ・ロペスを警察に射殺され、正義を求めるアルバ・ガルシアに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/7(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 暴力的警察による取り締まりで死者が増えるニカラグアで 学生たちがオルテガ大統領の辞任を求める

    ニカラグアでは4月半ばから反政府運動が全国に広まっており、先週末少なくとも5人の死者がでました。ニカラグア政府が4月半ばに社会保障の見直しと縮小を発表して以来、ダニエル・オルテガ大統領の辞任を求める抗議活動が広範囲で行われ、110人以上が殺害されています。抗議運動と犠牲も厭わない政府による弾圧は、オルテガ政権11年間の中でも最大の危機となっています。本日は3人のゲストを迎えます。ナイジェリアのアブージャより元ニカラグア国連大使で、サンディニスタ政権時代の1979~90年にはニカラグアの外務省事務総長も務めたアレハンドロ・ベンダーニャに、ニカラグアのマナグアで抗議運動の先頭に立つ人権保護活動家のモニカ・ロペス=バルトダーノ、そして「代替政策を目指す開発グループ」(Development Group for Alternative Policies)のスティーブン・ヘリンジャー理事長にも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/7(Thu)
    記事番号: 
    2
  • トランプがアリス・ジョンソンを恩赦 非暴力的の薬物犯罪で終身刑に処された数千人の受刑者はどうなるのか?

    トランプ大統領は、リアリティ番組のスター、キム・カーダシアン=ウエストが恩赦を求めたことで、非暴力の薬物犯罪で終身刑に処された女性を減刑しました。この女性アリス・マリー・ジョンソンはメンフィス出身の孫もいる63歳で、6月6日、22年近く服役していたアラバマ州アリスビルの連邦刑務所から釈放されました。ジョンソンは恩赦されましたが、非暴力の薬物犯罪で執行猶予なしの終身刑で服役する受刑者は他にも数千人います。恩赦を求めるジョンソンの弁護士チームの一員だったジェニファー・ターナーに話を聞きます。ターナーは米国自由人権協会(ACLU)の人権問題研究者で、同協会の報告書A Living Death: Life Without Parole for Nonviolent Offenses(「生ける死者:非暴力犯罪で執行猶予なしの終身刑に処された人々」)を執筆しました。

    dailynews date: 
    2018/6/7(Thu)
    記事番号: 
    1
  • プエルトリコは「特権階級の遊び場」:住宅の差し押さえや学校閉鎖が続く中 投資家がやってくる

    ハリケーン・マリアがプエルトリコに壊滅的打撃を与えてから9カ月、医療や学校制度、インフラが弱体化する中、富裕な投資家たちが利潤をあげるべくプエルトリコにやって来ています。著述家、ジャーナリストであり、『インターセプト』の上席記者であるナオミ・クラインから詳しく聞きます。彼女の近著は、彼女の近著は、The Battle for Paradise: Puerto Rico Takes On the Disaster Capitalists.(『楽園を求める闘い:惨事便乗タイプの資本家たちとしのぎを削るプエルトリコ』)です。また、プエルトリコの環境活動家であり、「エコロジー農業をめざす組織(Organización Boricuá de Agricultura Ecológica)」の一員であるカティア・アビレス・バスケス、ニューヨーク市ブルックリンの住民団体UPROSEの代表で、Climate Justice Alliance(気候正義同盟)の共同議長であるエリザベス・イームピアーから詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/6(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 『楽園を求める闘い』:インターセプト制作の新作ドキュメンタリー プエルトリコの将来をめぐる闘いを密着取材

    ハリケーン・マリアにより壊滅的被害を受けてから9ヶ月近くがたつプエルトリコでは現地住民とウォールストリートの投資家たちが、島の将来を握るのは誰かをめぐり闘いを繰り広げています。ナオミ・クラインとインターセプトが制作した新作短編ドキュメンタリーは、進行中の権力闘争の現場を私たちに見せてくれます。ドキュメンタリーThe Battle for Paradis(『楽園を求める闘い』)の一部を放送します。

    dailynews date: 
    2018/6/6(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ナオミ・クライン: ハリケーン・マリアによるプエルトリコの死者4645人は「政府が後ろ盾の大虐殺」

    昨年9月、島を襲ったハリケーン・マリアがもたらした壊滅的被害からの復興が続くプエルトリコを見ていきます。最近、ハーバード大学の研究者たちが、ハリケーン・マリアによる死者数は公式集計のなんと約70倍に上る可能性があることを明らかにしました。公式発表の死者数はいまなお64人ですが、この新調査によれば、死者数は最少でも4645人と推定され、最大では5700人に上るという数値も出ています。ハーバード大の研究は、「[停電や交通網の破壊などにより]医療が中断されたことが、ハリケーンから数カ月後も高い死亡率が維持された主要な要因であり、研究結果は広範に報告されている医療システムの中断と整合している。医療の中断は、現在、自然災害の際、罹患率と死亡率のいずれをも上昇させる大きな要因になってきている」と指摘しています。著述家、ジャーナリストであり、調査報道サイト『インターセプト』の上席記者であるナオミ・クラインから詳しく聞きます。彼女の近著は、The Battle for Paradise: Puerto Rico Takes On the Disaster Capitalists.(『楽園を求める闘い:惨事便乗タイプの資本家たちとしのぎを削るプエルトリコ』)です。

    dailynews date: 
    2018/6/6(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 限定的判決で最高裁が同性カップルからの注文を拒否したケーキ職人を支持

    米最高裁判所は6月4日、信仰上認めることができないという理由で、同姓カップルの結婚式のケーキの注文を拒否したコロラド州のケーキ職人を支持する判決を下しました。このケースに限った7対2の判決で、最高裁は、ケーキ職人ジャック・フィリップスに対する苦情の扱いについて、「コロラド公民権委員会」(Colorado Civil Rights Commission)には宗教に対する敵意があったとしてその非を問いました。今回のケースは、宗教の自由とゲイの権利の闘いの主張の衝突でしたが、判決は、企業が性的志向を理由に顧客へのサービスを拒否できるかどうかという問題についての決定的な判例とはなりませんでした。アメリカ自由人権協会のLGBTとHIV計画の上級弁護士で、「マスターピース・ケーキ店のチャーリー・クレイグとデビッド・マリンズ対コロラド市民権委員会」裁判の登録弁護士であるリア・タバッコ・マー、さらに詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/5(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 「隠された恐怖」:記者デビー・ネイサンが語る集団裁判と国境で両親から引き離される子供たち

    米政府が米国に入国しようとする人々を対象にした「容赦ゼロ」政策を実行し、移民の集団裁判と米墨国境での移民家族の引き離しという事態が起きています。国境を越えたことに対する集団裁判と、時に家族が引き離されるということは、2005年に「流れ作業作戦」(Operation Streamline)が初めて導入されて以来起きていました。しかし、ジェフ・セッションズ司法長官は5月、連邦政府はこれから「米国南西部の不法な国境超えを100%」訴追すると発表しました。テキサス州オースティンから独立系ジャーナリストのデビー・ネイサンに話を聞きます。インターセプト誌への彼の新報告記事のタイトルは”Hidden Horrors of 'Zero Tolerance'—Mass Trials and Children Taken from Their Parents”(「『容赦ゼロ』の隠された恐怖-集団裁判と両親から引き離される子供たち」)です。

    dailynews date: 
    2018/6/5(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 人種正義運動をめぐる選手との確執でトランプがフィラデルフィア・イーグルスのホワイトハウス招待をキャンセル

    ドナルド・トランプは6月4日の夜、スーパーボウルの優勝チームであるフィラデルフィア・イーグルスによる、6月5日に予定されていた訪問を突然取り止めにしました。これは同チームの多くの選手がこのイベントへの参加を断っていたことが明らかになったことを受けてのものでした。トランプは、この決定を発表する声明の中で、「フィラデルフィア・イーグルスは明日の祝賀会のためにチーム全員でホワイトハウスに来ることはできない。彼らの大統領は、選手たちは国歌斉唱時に誇り高く起立し、手を胸に置き、米軍の偉大な男女および米国民に敬意を表すべきと主張するが、選手たちは、これに同意していない」と述べました。しかし、イーグルスの選手たちは2017年のシーズン中、国歌斉唱の間に1人も膝をつくことはありませんでした。フィラデルフィア・イーグルスの何人かの選手たちは2月、トランプ大統領への抗議として、スーパーボウルの伝統的な優勝祝賀会のためにホワイトハウスを訪問することはないだろうと発表していました。こうした選手の中には、マルコム・ジェンキンス、トーリー・スミス、クリス・ロングがいます。フィラデルフィア・デイリー・ニュース紙の長年のコラムニスト、ウィル・バンチに、さらに詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/5(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「完全な独裁者」に? トランプが自分にはモラーの捜査を終わらせる権利あるいは自分自身に恩赦を与える権利があると主張

    トランプ大統領は6月4日、就任500日目を祝いましたが、法律家の多くは大統領がモラー特別検察官の捜査を攻撃し続ければ、米国の憲法はやがて危機に直面する可能性があるだろうと警告しています。トランプは6月4日、「特別検察官の任命は完全に違憲だ!」とツイートしました。彼はさらに、「多くの法学者たち述べているように、私には自分自身に恩赦を与えられる絶対的な権利がある」とツイートしました。ニューヨークタイムズ紙は6月第1週末、トランプの弁護士たちがロバート・モラー特別検察官宛てに書いた20ページの極秘書簡を掲載しました。その中でトランプの弁護士たちは、トランプは法を超越した存在であり、したがってモラーの捜査を妨害したことを違法とは呼び得ないと主張しています。トランプの弁護士たちはさらに、憲法は大統領にモラーの捜査を終わせる権限を与えているとも主張しています。フィラデルフィア・デイリー・ニュース紙のコラムニスト、ウィル・バンチにフィラルデルフィアから話を聞きます。彼の最新コラムのタイトルは、”The week Trump went full dictator and no one tried to stop him”(「トランプが完全な独裁者になるのを誰も彼を止めようとしなかった週」)です。

    dailynews date: 
    2018/6/5(Tue)
    記事番号: 
    1

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