デイリーニュース

  • ジェニファー・ハーバリー:現在の移民危機は 中米で米国が行った汚い戦争の負の結末だ

    米・メキシコ国境からお送りする本日の特別放送では、人権弁護士のジェニファー・ハーバリーに話を聞きます。ハーバリーは、40年以上テキサス州のリオグランデ・バレーに住み、トランプ政権の「ゼロ容認」政策に対処する支援を積極的に行ってきました。マヤ人 の指揮官でゲリラだった夫のエフライン・バマカ・バスケスは、80年代にグアテマラ軍に捕まり行方不明になりました。長期に渡る調査の結果、ハーバリーは、夫の殺害と拷問の隠蔽に米国も関わっていたことを知りました。現在ハーバリーは、グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラスから避難する人々への支援を行っています。

    dailynews date: 
    2018/6/28(Thu)
    記事番号: 
    4
  • バラバラになった家族の再会を目指しながらトランプ政権に戦いを挑む 移民弁護士にインタビュー

    6月26日、サンディエゴのデイナ・サブロウ連邦判事は、バラバラになった家族の5歳以下の子ども達を14日以内に、5歳以上の子ども達を30日以内に親と再会させなければならないとする判決を下しました。米保健社会福祉省(HHS)のアレックス・アザー長官は、親とバラバラにされた子どもたちは簡単に居場所を把握できると主張しています。しかし移民の親と彼らの弁護士の主張はそれとは全く異なります。テキサス州ブラウンズビルを拠点とする移民弁護士ロシェル・ガルザに話を聞きます。ガルザは、トランプ政権の「ゼロ容認」政策でバラバラになった移民家族の代理人を務めます。

    dailynews date: 
    2018/6/28(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 米最高裁 「ジャニス vs. AFSCME」で 反労働組合の重要判決 公的部門の労働組合を骨抜きに 

    アンソニー・ケネディ判事が退任を発表した米最高裁では6月27日、労働組合に不利な重要な判決が言い渡されました。米最高裁は、サミュエル・アリート判事が執筆した5対4の判決で、団体交渉のために労働組合が組合費を課すことを許すイリノイ州法は、米国憲法修正第1条で保障された言論の自由を侵害するものであるという児童支援専門家マーク・ジャヌスの主張を支持しました。この判決はいわゆる「公正な取り分」条項を無効とするため、公的部門の労働組合から数百万ドルに上る組合費を奪うことになります。マーク・ジャニスは、コーク兄弟の「アメリカンズ・フォー・プロスペリティ」(Americans for Prosperity)、米国立法交流評議会(ALEC- American Legislative Exchange Council)を含む右派グループから支援を受けていました。Slate.comの上級編集者ダリア・リトウィックに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/28(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ケネディ判事退任で米最高裁は極右化し 女性の中絶の権利を保障する判決が覆される可能性

    アンソニー・ケネディ最高裁判事が退任を発表したことで、トランプ大統領は米最高裁に保守派判事を指名する機会を再び得たことになります。ケネディ判事は、レーガン大統領が指名した最高裁判事で、9名の判事からなる最高裁の決定票を握る人物と見なされてきました。6月27日、ケネディ判事は「ジャニス vs. AFSCME(アメリカ労働総同盟・産業別組合会議)」裁判の判決で、公的部門の労働組合が団体交渉の恩恵を受ける組合員に組合費を課すことは、米国憲法修正第1条で保障された言論の自由の権利を侵害するという、保守派の主張を支持しました。これで公的部門の労働組合は組合費を課すことが難しくなりました。ケネディ判事は今週、トランプ大統領によるイスラム教徒入国禁止令についても多数派意見に同意し支持しました。しかし、彼は数々の重要な裁判でリベラル派の判事らと意見を共にしてきています。女性の中絶の権利を保障する「ロー vs.ウェイド」判決が覆されるのを防ぐのに重要な役割を果たし、同性婚、アファーマティブ・アクション(社会的弱者への是正措置)、そして刑事司法改正も支持してきました。27日、トランプ大統領はこの先40から45年判事を務められる人物を指名したいと発言しています。Slate.comの上級編集者ダリア・リトウィックに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/28(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 新自由主義と麻薬戦争の批判者アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドールがメキシコ大統領選で優勢

    メキシコで左派寄りの大統領候補アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドールが、7月1日の大統領選挙で勝利に向けてリードしています。ロペス・オブラドールは、イニシャルを取ってAMLOという呼び名で知られていますが、出馬直後から最有力候補となっています。ロペス・オブラドールは2000年から2005年までメキシコ市長でした。今回の大統領選は彼にとって三度目の挑戦です。ロペス・オブラドールは、メキシコのアメリカからの輸入農産物への依存の解消、学生・生徒や高齢者への援助の拡大を公約に掲げ、麻薬戦争の犯罪者への恩赦を考慮しています。メキシコを拠点とする国際政策センタ(the Center for International Policy)の米州プログラムの責任者であるローラ・カールセンから詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/27(Wed)
    記事番号: 
    5
  • 連邦地裁判事が国境で親から引き離された子供を家族の元に戻すよう命令

    米最高裁がムスリム入国禁止令を支持する判決を下した数時間後、サンディエゴの連邦地裁判事が、移民局職員に対し、国境での移民の子どもと親との引き離しを停止し、既に引き離された子供たちを親元に戻すことを命じる判決を下しました。この判決は、5歳未満の子どもについては14日以内に、5歳以上の子どもについては30日以内に、親元に返すよう命じています。同判決は、トランプ政権に対して、国境を違法に越えた人々への訴追停止を命じてはいません。2000人をこえる子どもが、全国の拘留施設に投獄された両親から引き離されたままです。移民の権利の擁護者たちは、トランプ政権には、子供たちをどうやって親元に届けるのか、明確な計画がないと警鐘をならしています。すでに一部の親は米国から追放されています。アメリカ自由人権協会(ACLU)移民の権利プロジェクトの副責任者であるリー・ゲラーント、ムスリムの人権擁護団体Mパワー・チェインジ(MPower Change)のリンダ・サルスール、憲法上の権利センター(Center for Constitutional Rights.)のディアラ・シャマスから詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/27(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 米最高裁がムスリム入国禁止令を支持 人種隔離や日系人の強制収容に通じる裁決として批判さる

    26日、米最高裁はトランプ大統領のいわゆる「ムスリム入国禁止令」を支持する判決を下しました。一方、サンディエゴでは、連邦地裁判事が、移民局職員に対し、国境での移民の子どもと親との引き離しを停止し、引き離された全ての子供たちを30日以内に親元に返すよう命じました。26日、連邦最高裁は賛成5、反対4で、トランプ大統領の入国禁止令を支持しました。この禁止令は、国民の過半数がムスリムである5つの国(イラン、リビア、イエメン、シリア、ソマリア)から米国を訪れようとする人、ならびに、北朝鮮から来ようとする人およびベネズエラ政府の一部職員の米国入国禁止を定めています。最高裁判事ソニア・ソトマヨルは判決への異論を述べる意見書で、禁止令は「嘆かわしい」ものであり、「ムスリムの信仰に対する敵対心と悪意に動機づけられている」として厳しく批判しました。同判事はまた、禁止令を支持する裁決は、「事実を無視し、法慣行の解釈を誤り、その多くは米国市民である多くの家族や個人に降りかかることになる苦痛や災難に目をつぶる」こととなると述べました。最高裁の決定が公表された後、これに抗議する人々が最高裁の周りに集結しました。

    dailynews date: 
    2018/6/27(Wed)
    記事番号: 
    3
  • リンダ・サルスール:アレクサンドリア・オカシオ=コルテスは私たちが待ち望んできた希望

    民主党革新派にとって26日は画期的な日となりました。ニューヨークで、バーニー・サンダースの選挙運動オーガナイザーを務めたアレクサンドリア・オカシオ=コルテスが現職の下院議員ジョー・クローリーを破りました。メリーランド州では、全米黒人地位向上協会の前議長ベンジャミン・ジェラスが州知事の民主党予備選挙で勝利しました。民主党にとってこうした勝利は何を意味するのか、ムスリムの人権擁護団体Mパワー・チェンジ(MPower Change)のリンダ・サルスールから詳しく聞きます。

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    2018/6/27(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 28歳の社会主義者アレクサンドリア・オカシオ=コルテスが予備選で勝利 全ての人へのメディケアと移民関税捜査局廃止を支持

    中間選挙を控えた今年の予備選で、驚くべき番狂わせが起こりました。26日に行われたニューヨークでの民主党予備選挙で28歳の民主社会主義者アレクサンドリア・オカシオ=コルテスが、10期連続選出されてきた現職の連邦下院議員、ジョー・クローリーを破りました。クローリーは民主党下院のナンバー4の地位にあり、集めた選挙資金はオカシオ=コルテスの10倍。クローリーは民主党の院内総務になるのではないかと有力視されていました。それにもかかわらず、オカシオ=コルテスは、「全ての人へのメディケア」とICE(移民関税捜査局)の廃止を訴える進歩的草の根運動を推し進め、クローリーを破ったのです。オカシオ=コルテスに、彼女の歴史的キャンペーンについて詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/27(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 心理学者:国境での親子引き離しは世代を超えて受け継がれるトラウマを引き起こす

    2000人以上の移民の子供たちが両親から引き離れたままで、全米中の収容所に拘束されています。ワシントンポスト紙は、米当局は拘束した未成年者に対し容疑者写真スタイルの顔写真の撮影をしていると伝えています。その中には泣いている子供が写っているものもあるということです。テキサス州のウォルマートを改装した施設に収容されている移民の子供は毎朝、英語で「(米国民の米国に対する)忠誠の誓い」(Pledge of Allegiance)を唱えることを強制されています。一部の施設では、子供たちは「刑務所式の」点呼を受けています。子供が米国に拘束されたまま親がすでに強制送還されてしまっているケースもあります。心理学者で、トランプ政権による国境での親子引き離し政策を非難する公開書簡を執筆したダナ・シノポリ博士に、さらに詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/26(Tue)
    記事番号: 
    4

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