デイリーニュース

  • 歴史学者トニー・ジャット死去、62歳 筋萎縮性側索硬化症の闘病の末

    現代ヨーロッパで最も重要な歴史学者の1人として評価され、2年前に筋萎縮性側索硬化症(ルー・ゲーリッグ病)と診断されたトニー・ジャットが6日、死去しました。62歳。ジャットの評価をめぐっては、おそらく彼のイスラエルへの批判が最も賛否両論分かれるところでしょう。左翼シオニストとして、イスラエルのキブツで10代の多くの時間を過ごしたジャットは、2003年にはイスラエルを過去の遺物と呼び、パレスチナ人とイスラエル人が暮らす世俗国家による一国家解決を提案しました。イスラエルのロビー活動の力について、彼が2006年に行った議論の一部を放送します。
    dailynews date: 
    2010/8/9(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 長崎原爆投下から65年:検閲されたジョージ・ウェラーの記事を振り返る

    本日は、マッカーサー将軍による取材禁止に逆らって被爆後の長崎に最初に入ったピュリツァー賞記者ジョージ・ウェラーの記事を通じて、米国による長崎への原爆投下を振り返ります。シカゴ・デイリー・ニュースの記者だったウェラーは、漕艇を用意して長崎へ赴き、そこで経験した恐ろしい出来事の数々について、2万5000字の記事を執筆しました。記事を軍の検閲に提出したところ、マッカーサー本人が記事の封印を命じ、その後原稿がウェラーのもとに戻ってくることはありませんでした。政府による検閲について、ウェラーは後年「勝ったのは彼らだ」とまとめています。
    dailynews date: 
    2010/8/9(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ルワンダ大統領選、野党候補者らが弾圧受ける

    アフリカ中部ルワンダで、1994年の大量虐殺以降2度目の大統領選が行われています。現職のポール・カガメの勝利が予想されていますが、一方で今回の選挙は、野党などへの弾圧が繰り返される中で実施されています。人権団体は、カガメ政権が選挙前にあらゆる反対意見を弾圧したと非難しています。また、政府に任命されたメディア評議会は、政府に批判的な意見を発表する独立系新聞を弾圧しました。
    dailynews date: 
    2010/8/9(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ファティマ・ブット、パキスタンの大洪水は「ザルダリ大統領のカトリーナ」

    インダス川の壊滅的な洪水が治まる気配をみせず、パキスタン政府に対する国民の怒りは高まっています。国連の最新の推計によると、1600人が死亡、被災者は600万人に上るとのことです。これは2005年の大地震発生時と同様の被害規模です。地滑りとやまない大雨により救援活動が困難になっており、村すべてが流され、多くの町が浸水しています。また、北西部のスワト渓谷やインダス川を600マイルほど下った穀倉地帯のパンジャブ州の一部と南部シンド州など、複数の地域で停電が発生しています。150万エーカーの農地が壊滅し、基本食品の値段が跳ね上がっています。
    dailynews date: 
    2010/8/9(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ウリベ政権後のコロンビア ラテンアメリカ史学者グレッグ・グランディンに聞く

    8月10日、衝突の危機を打開するため、コロンビアとヴェネズエラの大統領が会談を行い、両国の交易と外交関係が再構築されることが期待されています。8月7日に就任式を終えたコロンビアのフアン・マヌエル・サントス新大統領は、コロンビアのサンタ・マルタでベネズエラのチャベス大統領と会談します。サンタ・マルタは、南米解放の英雄シモン・ボリバールが1830年に没した所です。アルバロ・ウリベ前大統領の国防大臣であったサントスは就任演説の中で、チャベス大統領との「率直で直接的な」対話を訴えました。それへの返答として、ベネズエラのチャベス大統領は、コロンビアのゲリラに、すべての人質を解放し、武装闘争を断念することを呼びかけました。
    dailynews date: 
    2010/8/10(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ボリビア国連大使「異常気象をよそに、先進国は温室効果ガス削減の誓約を本気でしようとしない」

    温暖化との関係を科学者が警告する異常気象が世界各地で連続発生していますが、国際気候交渉の歩みはゆっくりです。最新の動きとしてドイツのボンで8月2日から6日まで開催された気候会合が終了しました。秋に中国で予定されている外交官レベルの短期会合では、2010年末のメキシコ・カンクンでの重要な高級レベル気候会議に向けて相違点の徹底検証を行なうことになっています。ボンの会合に出席したボリビア国連常任大使パブロ・ソロンに聞きます。
    dailynews date: 
    2010/8/10(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 気象学者が警告 ロシアの記録的熱波で数万人の死者が出る可能性

    ロシア各地で起きている山火事、壊滅的なパキスタンの洪水、インドと中国の破壊的な土砂崩れと鉄砲水、全米をつつむ熱波、ニジェールの深刻な干ばつ。これらを合わせ考えると、地球温暖化に起因する異常気象の予測に合致すると気象学者は警告します。2010年は、このままで行けば、信頼できる気温記録が100年以上前にはじまって以来、最も気温の高い年になりそうです。その主な原因は、化石燃料から排出される温室効果ガスの蓄積です。気象情報サイト、ウェザー・アンダーグラウンドの気象部長で、同団体の共同設立者でもあるジェフ・マスターズに聞きます。
    dailynews date: 
    2010/8/10(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 伝説の活動家ドロレス・ウエルタ 80歳のお祝いに「みんなで運動を織り上げていこう」と呼びかけ

    伝説的な活動家であるドロレス・ウエルタはシーザー(セサル)・チャベスとともにアメリカ農場労働者連合を作った人です。今年は彼女の80歳のお祝いの年。米国の労働、公民権、移民権、フェミニスト運動にずっと携わってきた彼女は、130万人の農場労働者の合法化につながった季節農業労働者法案の通過にも重要な役割を果たしました。フエルタは13日、誕生日のお祝いにロサンゼルスで慈善コンサートを開きます。ゲストとしてギタリストのカルロス・サンタナ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのザック・デ・ラ・ロッチャも出演します。このイベントの名前は"Weaving Movements Together"(みんなで運動を織り上げていこう)です。彼女は移民権運動、ゲイやレズビアンなどの性的少数者(LGBT)運動、フェミニスト運動、環境運動、労働運動の活動家たちがいっしょに手を組むことを願っています。
    dailynews date: 
    2010/8/11(Wed)
    記事番号: 
    3
  • デイビッド・シロータ:中間選挙候補を選ぶ民主党コロラド州予備選 同党の権力層が改革派挑戦者排除に手助け

    中間選挙の候補者を選ぶ予備選が10日には4州で行われました。コロラドは民主党上院予備選で記録的投票数となり、現職のマイケル・ベネットが改革派のアンドリュー・ロマノフの挑戦を退けました。コネチカットでは共和党上院予備選でプロレス業界重鎮のリンダ・マクマホンが元下院議員のロブ・シモンズを破りました。マクマホンは引退するクリストファー・ドッド上院議員の席を狙って中間選挙ではコネチカット州法務長官のリチャード・ブルメンタールと争うことになります。コラムニストでラジオ番組も持つデイビッド・シロータに話を聞きます。
    dailynews date: 
    2010/8/11(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 6年間の箝口令を経ていま明かす FBIの国家治安令状に対する法廷での戦い

    この6年間、ニューヨークの一男性が話をすることを禁じられていたことがあります。FBIがこの男性の運営するインターネット・ベンチャー企業の顧客個人情報を提出せよと国家治安令状(national security letters)を執行したことです。同令状は一般に、執行自体すら口外不可と規定されています。いまやっとその箝口令が解け、この男性、ニック・メリルが初めてインタビュー放送に私たちのところにやってきてくれました。FBIのこの国家治安令状の使用に彼がどう法的に対抗したかを話してもらいます。また、コネチカット州の図書館員であるジョージ・クリスチャンにも話を聞きます。彼および他3人の図書館司書もまた、複数の図書館利用者の情報の提出を要求する国家治安令状を受け取り、その件で連邦政府を訴えています
    dailynews date: 
    2010/8/11(Wed)
    記事番号: 
    1

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