デイリーニュース

  • アースデー特集:石油採掘のための入札を妨害 21か月の服役後ティム・デクリストファーが語る

    デモクラシー・ナウ!のアースデー特集では、気候変動活動家のティム・デクリストファーに21か月の服役後初のインタビューを行います。デクリストファーはブッシュ政権によるユタ州の石油・天然ガス採掘権売却の最後の瞬間の動きを阻止し、2008年の競売を妨害したとして有罪判決を受けました。入札者になりすまし、石油・天然ガス採掘から土地を守ろうとして、2万2000エーカーの土地の採掘借地権を落札しました。競売自体はその後中止され、違法であると判断されましたが、デクリストファーの弁護団は、陪審員にそのことを伝えるのを認められませんでした。この事件をテーマにしたドキュメンタリー 「Bidder 70」(『入札者70番』)が、彼の釈放とアースデーを記念して今日全米で公開されます。気候正義団体「ピースフル・アップライジング」の創設者、ティム・デクリストファーに、彼の身に起きた試練、新たな自由、そして気候正義運動のために引き続き積極的に行動していくための計画について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/4/22(Mon)
    記事番号: 
    3
  • アパルトヘイト体制下の爆弾被害者、マイケル・ラプスレイ神父 惨事から立ち直るために許しを与える

    マイケル・ラプスレイ神父は、自らの身に起きた悲劇を平和と許しの高らかな呼びかけに変えた、南アフリカの元反アパルトヘイト活動家です。1990年、ネルソン・マンデラが釈放された3か月後、当時のデクラーク政権がラプスレイ神父に2冊の宗教雑誌が入った小包を送りました。その雑誌の1冊の中には高性能の爆弾が入っていました。ラプスレイがその雑誌を開いたところ、彼の両手は吹き飛ばされ、片方の目が損なわれ、重度のやけどを負いました。ラプスレイ神父は南アフリカのケープタウンにある暴力と拷問の被害者のためのトラウマセンターで働き始めました。この施設は、デスモンド・ムピロ・ツツ大主教率いる真実和解委員を支援する施設でした。ラプスレイ神父に彼の生涯とボストンが先週の爆弾事件からどう立ち直るかについて話をききます。「立ち直るまでの道のりは、被害者から生存者へ、そして勝利者へと、力を取り戻すことです。もし私が恨みと苦しみそして復讐心で自分を埋め尽くしていたら、彼らに肉体は殺されなくても、魂を殺されたことになってしまう、と気づいたのです」とラプスレイは語ります。

    dailynews date: 
    2013/4/22(Mon)
    記事番号: 
    2
  • グレン・グリーンウォルド ボストン・マラソン容疑者逮捕を語る:我々は「恐怖」という名のもとに憲法上の権利を否定するのか

    米政府当局はボストン・マラソンの容疑者ジョハル・ツァルナレフに対し、黙秘権や弁護士の立会いを認める「ミランダ権利」の読み上げを先延ばしにする公安例外規定を適用しました。この動きは論争を巻き起こしています。オバマ政権は過去にも、2010年の一方的な公安例外規定の拡大後にミランダ権利を後退させたとして非難されています。共和党議員の一団もツァルナレフを「敵性戦闘員」として拘束することを要求していましたが、オバマ政権は軍事法廷ではない通常の裁判を行うことを示唆しました。憲法専門の弁護士でガーディアン紙コラムニストのグレン・グリーンウォルドにこの事件をめぐる法的側面について話を聞きます。「(ツァルナレフを敵性戦闘員として拘束するという)リンジー・グラハムの極論か、米国民を米国内でなんらかの容疑で逮捕した場合、刑務所に入れる前に起訴し弁護権を与えるという当然行われるべきことをオバマ大統領が行ったことを評価する、というまっぷたつの議論になっているのは何だか奇妙な話です。論議されているのがこの2つの極論だということ自体が、われわれの現状をよく物語っていると思います」とグレンは話します。

    dailynews date: 
    2013/4/22(Mon)
    記事番号: 
    1
  • アラン・ネアンが暴く先住民大虐殺での米国とグアテマラ新大統領の役割

    1982年、先住民大虐殺のピーク時に調査報道ジャーナリストのアラン・ネアンはグアテマラの「ティト(Tito)」という名の将軍とのインタビューをカメラに収めました。その男が実は、現在のグアテマラ大統領オットー・ペレス・モリナであったことが判明するのです。そのオリジナルのインタビュー映像を放送し、ネアンにグアテマラの独裁を支援した米国の役割について話を聞きます。先週、ネアンは米支援の独裁者だったエフライン・リオス・モントの公判で証言するためにグアテマラに飛びました。大量虐殺で裁かれる初の米大陸の国家元首リオス・モントは1982年の権力掌握後にグアテマラのイシル族地域の住民1700人以上を殺害したことに関連して起訴されました。17カ月に及ぶ彼の支配はマヤ先住民に対するグアテマラの数十年におよぶ軍事行動の中でも最も血塗られたものの1つとされています。マヤ先住民の犠牲者は結局数十万人にも及んでいます。公判は先週、驚きの展開を見せました。グアテマラ大統領のオットー・ペレス・モリナ将軍が直接虐殺執行を命令したとして告発されたのです。軍の機械工だったウゴ・レジェスという名の証人が法廷で、1980年代当時陸軍少佐でティト・アリアスという通称を使っていたペレス・モリナが兵士たちにマヤ・イシル族地域を焼き討ちして略奪せよと命令していたと証言したのです。

    dailynews date: 
    2013/4/19(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 独裁者リオス・モントの集団殺戮裁判 グアテマラ大統領の介入で中断

    米国が支援していたグアテマラの独裁者エフライン・リオス・モントのジェノサイド(集団殺戮)と人道に対する罪を裁く歴史的な公判が18日、突然幕を下ろしました。刑事裁判の判決が出る前に控訴裁判所が裁判を差し止めたのです。リオス・モントは、権力を掌握した1982年以降、グアテマラのイシル族地域で1700人以上の先住民が殺戮されたことに関して起訴されました。17カ月に及ぶ彼の支配はマヤ先住民に対するグアテマラの数十年におよぶ軍事攻撃の中でも最も血塗られた時期の1つとされています。マヤ先住民の犠牲者は結局数十万人にも及んでおり、18日の裁判中止決定は先住民犠牲者にとって大変な打撃です。調査報道ジャーナリストのアラン・ネアンは18日夜、グアテマラの軍関係者がこの裁判の判事と検事に殺害を仄めかす脅迫を行い、グアテマラ大統領のオットー・ペレス・モリナ将軍が介入して公判そのものが無効になったと伝えました。リオス・モントはアメリカ大陸では大量虐殺罪で裁かれるはずの初の国家元首でした。ネアンはリオス・モント裁判での証言を請われて先週グアテマラに飛んでいました。彼は裁判所によって「適格証人」とされ一応15日に証言する予定でした。それが直前になって大統領のペレス・モリナ将軍との「対決を避けるために」証言リストから外されたそうです。

    dailynews date: 
    2013/4/19(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 映画監督ロバート・グリーンウォルドが語る『内部告発者戦争:国家安全保障に支配される国と報道の自由』

    ロバート・グリーンウォルド監督の新作ドキュメンタリーでは、政府の不正行為をマスコミに明かした後、生活を破壊された4人の内部告発者を取り上げます。題材となるのはマイケル・デコート、トーマス・ドレイク、フランツ・ゲイル、そしてトーマス・タムです。オバマ政権下では、内部告発者はかつてないほどの攻撃を受けています。1917年に制定された諜報活動取締法を引き合いに、オバマ政権は少なくとも6名の公務員に対し刑事訴追を行っており。これは、過去のほかの大統領時代の件数を全て足した数を超えています。本作でグリーンウォルド監督は、政府監査専門家や調査報道ジャーナリストにもインタビューしていますが、彼らはこうした訴追が、潜在的な内部告発者や、それを手助けするジャーナリストを萎縮させる効果を持つと語っています。

    dailynews date: 
    2013/4/18(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 軽率な判断次々と:ボストン・マラソン事件でCNNの人種差別をはらんだ誤報に非難

    CNNが、ボストン・マラソン爆破事件の容疑者は「浅黒い肌の男」であり、その人物が逮捕されたと誤報をしたことで批判が集まっています。この人物描写も逮捕情報も事実ではありませんでした。4月3週目のはじめには、ニューヨーク・ポスト紙がサウジ出身の男がこの事件に関連して勾留されたと報じましたが、捜査当局の発表でこの人物は同事件で怪我を負った被害者のひとりだったことが確認されています。ボストン・マラソン爆破を巡る大手メディアの報道について2人のゲストに話を聞きます。米国イスラム関係評議会(Council on American Islamic Relations)の全米責任者ニハド・アワドと、報道を監視するグループ、FAIR(公平で正確な報道協会)のアクティビズム担当責任者のピーター・ハートです。

    dailynews date: 
    2013/4/18(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 事故のテキサス工場  過去5年職業安全衛生管理局の検査なし 労働環境の安全確保取り組みは十分か?

    テキサス州の肥料工場で死傷者を出す爆発事故が起きたばかりですが、事故が起きた工場のこれまでの安全管理と、同州および全米の労働環境規制の問題について、イン・ジーズ・タイムス(In These Times)誌のマイク・エルク記者に話を聞きます。米国職業安全衛生管理局(OSHA)は、事故を起こしたウエスト肥料会社(West Fertilizer Co.)を過去5年のあいだ検査しておらず、米環境保護局(EPA)は2006年に同工場が危機管理計画を立てていないとして罰金を課していました。エルク記者は、労働安全衛生局は全国的にどの産業においても、職員数も資金も不足していると言います。

    dailynews date: 
    2013/4/18(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「言葉では表現できないほどの惨状」:テキサス州肥料工場爆発で 数十名死亡の恐れ 100名以上が負傷

    テキサス州ウエストの肥料工場の大爆発で、死者の数はまだ不明ですが、ゆうに100名を超える負傷者が出ています。事故はまず、小さな火事で始まり、それが化学薬品タンクに引火、爆発で炎が上空高く燃え上がり四方数ブロックの建物が倒壊しました。当初、警察は死亡者5~15人と推測しましたが、夜が明けるに連れて、被害者の数は増える模様です。ある推計によると死者数60~70名と試算されています。地元当局者の話では、事故現場に最初に到着した6名ほどのボランティア消防士が行方不明になっています。工場焼け跡から昇る有毒な煙による健康被害を懸念して、老人ホームを含む街の約半分が避難しました。テキサス州ウェーコのテレビ局、KWTXのジェイ・ヒックス記者と、地元住民で爆発現場から約3マイルの場所の負傷者治療センターでボランティアをしたトニー・デュディックに話を聞きます。「言葉では表現できないほどの惨状です」とデュディックは語ります。

    dailynews date: 
    2013/4/18(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 回復に向かうボストン 犠牲者が判明 事件の詳細が次第に明らかに

    3人が死亡し176人が負傷した15日のボストンマラソン爆弾事件で捜査当局は事件解明の糸口を探しています。ボストン・グローブ紙は、16日夜時点で、ボストンの病院には70人の被害者が入院中で、そのうち24人が重体だと報じています。FBIは、犯罪に使われた2個の爆弾はおそらく6リットルの圧力鍋に釘や小さな金属球を詰めて作られた可能性が強いと語っています。爆弾はバッグに入れられて地面に置かれていました。一方、犠牲者の詳細も明らかにされ、8歳のマーティン・リチャードが「人を傷つけるのはもうやめて ピース」と書いた自作 のプラカードを手に持っている写真が公開されています。29歳のクリストル・キャンベルはレストランの従業員でした。リンジー・ルーは中国出身でボストン大学の大学院で学ぶ留学生でした。ボストンからパブリックラジオ局WBURのアンカーであるスティーブ・ブラウンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/4/17(Wed)
    記事番号: 
    3

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