デイリーニュース

  • 「安全な場所などない」:ガザの学校攻撃で死傷者 国連は避難民15万人の危険を警告

    24日、ガザで国連の避難施設に使われていた学校が砲火を浴び、少なくとも16人が死亡し、200人以上が負傷しました。学校が攻撃された時、攻撃で住む場を失ったパレスチナ人の家族たちは、より安全な地域に移動するために集合していたと伝えられています。パレスチナ当局はイスラエルが戦車で砲撃したと非難していますが、イスラエルはパレスチナ側のロケット弾の誤爆だろうと述べています。国際連合パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、イスラエルを直接非難することはしませんでしたが、学校の位置情報をイスラエル軍に何度も伝えたと言っています。「ガザ内には、安全な場所などありません」とUNRWA広報担当のクリストファー・ガネスは言います。「国連施設であることを明らかに表示しており、数百人もが安全を求めて避難している建物を、この紛争の当事者が平然と攻撃するようでは、もはや国連施設内でも安全は保証できません」。ガネスによると、この暴力のさなかで、避難場所を求める人の数は15万人に急増しています。

    dailynews date: 
    2014/7/25(Fri)
    記事番号: 
    2
  • シャリフ・アブドゥル・クドゥース:容赦のないイスラエルの攻撃によりガザで「重大な人道的危機」

    停戦の可能性が協議される中、ガザへのイスラエルの絶え間ない爆撃により、パレスチナ人の死者は815人を超えました。24日には、ガザ地区のベイトハヌーンで国連の避難施設が爆撃され、少なくとも民間人16人が死亡し、200人以上が負傷しました。パレスチナ当局はイスラエルが戦車で砲撃したと非難していますが、イスラエルはパレスチナ側のロケット弾の誤爆だろうと述べています。ガザ市から、デモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースのレポートです。クドゥースは、遺体が収容されている安置所と、24日に周辺の空爆で深刻な被害を受けたガザ北部の小児科病院を訪れました。「停戦が決裂すれば、考えられるのは、地上戦の拡大です。実際、イスラエルは地上戦の拡大を宣言しています」と、クドゥースは語ります。「我々は、極めて重大な人道的危機を目にしているのです」

    dailynews date: 
    2014/7/25(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 失敗で2時間かかったアリゾナの死刑 「秘密主義の隠蔽」が薬物注射による刑に対する怒りに油を注ぐ

    アリゾナ州で行われたジョーゼフ・ウッドの死刑は、10分ほどで終了するはずでした。しかし、7月23日夜、2種類の薬剤、鎮静剤ミダゾラムと鎮痛剤ヒドロモルフォン混合の、問題視されている薬物を注入されたウッドは2時間息ができず喘ぎつづけました。苦しみはじめて1時間ほど過ぎた頃、ウッドの弁護士は、これは残酷で異常な処罰を禁ずる米憲法修正第8条に守られたウッズの権利を侵害するとし、死刑執行停止の緊急手続きを行いました。「今回のことはアリゾナ州の薬物処刑が実験段階であること、そしてその処刑法の詳細が秘密のベールに包んでいることから、予想がついたことです」と、カリフォルニア大学バークレイ校法学部「死刑制度講座」(Death Penalty Clinic)で教える弁護士ミーガン・マクランケンは言います。ウッドの死は、彼の死刑を保留とした下級裁判所の判決を、米最高裁が覆したことで起りました。第9巡回上訴裁判所は当初、アリゾナ州に薬物注射の方法と、使用薬物の出どころを開示するよう求めたウッド側を支持していました。

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    2014/7/24(Thu)
    記事番号: 
    4
  • ヴァンデンフーヴェル:10万人超の難民がでているのに なぜ米はウクライナ内戦を無視するのか?

    反政府軍の上層指揮官がはじめて、親ロシア分離派が、米国がマレーシア航空17便爆撃に使われたと主張しているのと同じ型の対空ミサイルを所持していたことを認めました。17便に乗っていた298人が死亡しています。この指揮官は、17便への爆撃はウクライナ当局の挑発が原因だと主張しています。ウクライナ政府側はミサイル・システムの配備を知っており、反政府軍が応戦することをわかっていながら同地域に意図的に空爆を行ったというのです。一方、ロシアとの国境近くの地域では、ウクライナ軍とロシアの支援を受ける分離派のあいだに大規模な戦闘がつづいています。7月23日、マレーシア航空機が撃ち落とされたのとそう遠くない地点で、ウクライナ軍戦闘機2機が撃ち落とされました。「ほとんど報道されていない内戦のなかで今回の飛行機撃墜の悲劇がおきました」とネイション誌編集人兼発行人で、数十年に渡りロシアの取材を行ってきたカテリナ・ヴァンデンフーヴェルは言います。「(今回の紛争の)一面的な報道のために米国人は正しい情報を得ていません。」ヴァンデンフーヴェルによれば、ウクライナ東部より11万人以上の難民がロシアに非難し、5万6000人がウクライナ国内で難民になっています。

    dailynews date: 
    2014/7/24(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「われわれの名を使って行われている残酷な作戦」に反対を表明 イスラエル軍予備兵が軍役を拒否

    イスラエルはガザへの攻撃を「必要な限りつづける」と誓っていますが、同国軍予備軍への召集を拒否する、2人のイスラエル人に話を聞きます。7月22日、ワシントン・ポスト紙はヤエル・エヴェン・オア執筆の”We are Israeli reservists. We refuse to serve”(「われわれはイスラエル軍予備兵。我々は軍役を拒否する」)と題された公開書簡を掲載しました。その中には、50人以上の元イスラエル軍兵士がによる予備軍への参加拒否の署名が含まれています。「この署名自体はずっと準備してきたものですが、残酷な軍事作戦が私たちの名のもとに行われている今、特別に必要とされているのです。」と、エヴェン・オアは書いています。ジャーナリストで活動家のエヴォン・オアは兵士時代、イスラエル軍の新兵候補者の審査を担当したこともあります。彼女は現在、ニューヨーク市のニュースクール(The New School)の大学院で国際関係を学んでいます。予備兵たちによるこの公開書簡について話を聞きます。またテルアビブより、元イスラエル空軍大尉で、2003年に、対パレスチナ軍事作戦への参加を拒否した27人のイスラエル人パイロットが署名した書簡の先頭にたった、ヨナタン・シャピラにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/7/24(Thu)
    記事番号: 
    3
  • シャリフ・アブデル・クドゥース:家も街路も爆撃されガザ住民 逃げ場はどこに?

    イスラエルによるガザ空爆は17日目となり、パレスチナ人の死者数は少なくとも732人となりました。パレスチナの武装勢力は現在、更にイスラエル兵士8人を殺害したと声明を出しており、それが本当ならイスラエル軍の死者数は40名となります。イスラエル国内では一般市民3人が死亡しました。7月22日より大規模な爆撃を受けている、南の都市カーン・ユニスの取材から戻ったばかりの、独立系ジャーナリストで、デモクラシー・ナウ!特派員のシャリフ・アブデル・クドゥースに話を聞きます。同都市では2日間に、イスラエル軍により73人が殺害されたとみられています。クドゥースによれば、住民たちは22日から避難しようとしましたが、「結局主要道路はイスラエルの戦車に封鎖されていました。ある避難民のグループは、イスラエル軍の戦車が砲撃してきたので彼らは自宅に逃げ帰ったと話しています。負傷者はその場に残していくしかありませんでした」クドゥースはまた、同地域で負傷者の手当てをしようとした医師にもインタビューしましたが、彼の乗った救急車は、イスラエル軍より4回爆撃を受けたそうです。

    dailynews date: 
    2014/7/24(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ガザについての討議:エレクトロニック・インティファーダ のアリ・アブニマーとジューイッシュ・デイリー・フォワードのJ.J.ゴールドバーク

    イスラエル・ガザ紛争の米国メディアの報道とその危機の根源について、エレクトロニック・インティファーダの共同創立者であり新著The Battle for Justice in Palestine(『パレスチナの正義のための戦い』)の著者アリ・アブニマーとジューイッシュ・デイリー・フォワード誌の編集長兼コラムニストのJ.J.ゴールドバーグの二人のゲストの討論をお送りします。パレスチナの大規模な死者数を無視するニュースの見出し、停戦はガザ封鎖に対処するべきか、また紛争の歴史についても討議します。

    dailynews date: 
    2014/7/23(Wed)
    記事番号: 
    4
  • MSNBC唯一のパレスチナ人の声ルーラ・ジブリール:  ネットワーク局と米国メディアの親イスラエル偏向を語る

    NBCのベテラン記者アイマン・モヒェルディンがガザ退去を命じられ、一般市民の怒りがモヒェルディンをパレスチナ報道に戻ることを可能にしてから一週間後、NBCの姉妹ネットワー ク、MSNBC唯一のパレスチナ人寄稿者ルーラ・ジブリールが、米国でのイスラエル・パレスチナ紛争の報道を公に批判しました。 ルーラ・ジブリールは21日のMSNBCの『ロナン・ファロー・デイリー』という番組で、パレスチナ側の見解が少なく、イスラエル側の政府関係者や支持者の見解が圧倒的に優勢な報道姿勢に言及し、「この問題になると私たちはうんざりするほど偏りがあります」と発言しました。 本日は彼女が、MSNBCや米国企業メディアのイスラエル・パレスチナ報道に対する広範囲な批判について語ります。イタリアで放送ジャーナリストとして長年働き、政治アナリストとして著書もあるジェブリールは、ユダヤ人の男性と結婚し、ユダヤ人の姉妹もいます。イスラエル国籍を持つパレスチナ人として、個人的な話もうかがいます。

    dailynews date: 
    2014/7/23(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 我々の名のもとにガザ攻撃をするな:ユダヤ人活動家たち イスラエル軍を支援するFIDF事務所で座り込み逮捕される

    イスラエルのガザ攻撃に対し、世界中で数百または数千人規模の抗議が行われています。22日、「平和のためのユダヤ人の声」(Jewish Voice for Peace)と「ユダヤ人はNo!と言う」(Jews Say No!)のメンバーは、イスラエル軍のために米国で資金集めをする非営利団体「イスラエル国防軍の友人」(Friends of Israel Defense Forces- FIDF) のニューヨーク事務所を占拠しました。活動家たちは1時間ほどの間に、死亡した600人以上のパレスチナ人の名前を読み上げ、この団体がイスラエル軍によるガザ攻撃のための募金活動を停止することを要求しました。敷地内から退去を拒んだ9人の活動家が逮捕されました。抗議の様子のビデオを流しながら伝えます。

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    2014/7/23(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「高まる人道的危機」:パレスチナ人死者650人 イスラエルはガザ地区唯一の発電所も攻撃

    イスラエルは停戦交渉中のガザ地区の砲撃を続けています。今日、イスラエル軍はガザ唯一の発電所を爆撃し、ハーンユーニスを砲撃、そこで6人が死亡、少なくとも20人が負傷しました。子ども160人を含むパレスチナの死者数は約650人となり、約4000人が負傷しています。ガザ当局によると、475の家屋が完全に破壊され、2,600以上の家屋が部分的に破損されました。イスラエルはまた、46の学校、56のモスクおよび7つの病院を攻撃しました。さらに二人のイスラエル兵士が殺害されガザ地区でのイスラエル軍の死者は29人になりました。イスラエル内では、ガザからのロケット攻撃に見舞われたタイからの農業労働者も死亡しました。外交面では、国務長官ジョン・ケリーが本日イスラエルにて、パレスチナ自治政府との会談を行います。パレスチナ自治政府大統領のマフムード・アッバスはガザ地区の7年間の封鎖に終止符を打つ停戦を呼びかけるハマスの条件を承認しました。本日国連人権理事会において、国連人権高等弁務官のナビ・ピレイが、イスラエルはガザ市区で戦争犯罪を犯した「可能性が強い」と述べました。その証拠としてピレイはシェジャイヤ地区住居でのイスラエルの破壊的攻撃とアル・アクサ病院の砲撃を上げました。欧米の航空会社は、22日空港から約1マイルの場所にロケット弾が落とされた後、テルアビブ行きの便を停止しました。

    dailynews date: 
    2014/7/23(Wed)
    記事番号: 
    1

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