スペインではカタルーニャ州の独立を問う住民投票の後、中央政府が同地方の直接統治への動きを見せており、政治的危機が拡大しています。スペインのマリアノ・ラホイ首相は21日、カタルーニャの独立運動をつぶすため、同国北東部にあるカタルーニャ州の自治権を停止すると発表しました。ラホイ首相は21日の緊急閣議の後、スペインの近代民主主義の歴史の中で一度も使用されたことのない憲法155条を発動する方針を明らかにしました。カタルーニャ議会のカルマ・フルカデイ議長は、同地方の統治権を握ろうとするスペインのこの措置を「事実上のクーデター」と批判しています。カタルーニャ州首相のカルラス・プチデモンは州議会が数日中に召集されるだろうと述べ、カタルーニャの独立宣言が一方的になされるのではとの憶測が広がっています。カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校の教授で欧州政治が専門のドミニク・トーマスに詳しく聞きます。