デイリーニュース

  • 拘束されている移民の子供たちが強力な精神治療薬を強制的に注射されていることが 訴訟で明らかに

    衝撃的な報告が、移民の子供たちがテキサス州南部の収容所で強力な精神薬によって鎮静化され身体機能を奪われたことを明らかにしています。リビール誌の報道によると、ヒューストン南部の「シャイロ処理センター」(Shiloh Treatment Center)に収容されている子供たちは「彼らに眩暈を起こさせ、だるくさせ、太らせて、身体機能を奪いさえする薬を強制的に注射されている」ことを訴訟文書が示しています。一方、リビール誌の別の調査によると、移民の若者収容施設を運営する企業が蔓延する性的および身体的虐待の告発に直面しているにもかかわらず、米国の納税者はこうした企業に過去4年で、15億ドル以上を払っています。こうした事実を明らかにした記者オーラ・ボガードに、さらに詳しく話を聞きます。彼女は「調査報道センター」(Center for Investigative Reporting)が発行するリビール誌の移民担当記者です。

    dailynews date: 
    2018/6/21(Thu)
    記事番号: 
    4
  • テキサス州マッカレンからの報告:家族と引き離された移民の子供たちが今後どうなるか誰も知らない

    家族の引き離しを終わらせると主張するトランプの大統領令にも関わらず、米政府には国境で両親から引き離された数千人の子供たちを親たちと再会させる計画はありません。「テキサス公民権計画」(Texas Civil Rights Project)の政策提言部長であるザネン・ハイメスに話を聞きます。彼は、トランプが「ゼロ・トレランス(容赦ゼロ)」政策を始めて以来、テキサス州マッカレンの連邦裁判所に毎日赴いている同団体のチームの一員です。同チームは、子供たちから引き離された親たちが国境を越えたことで、刑事裁判にかけられる前に、彼らから情報を集めています。

    dailynews date: 
    2018/6/21(Thu)
    記事番号: 
    3
  • トランプが無期限の家族こう留を推し進める中 GEOグループと民間刑務所は利益を享受

    国境での家族引き離しを終わらせるというドナルド・トランプ大統領の大統領令は、代わりに家族をまとめて無期限こう留することを選択しています。ネイション誌によれば、この政策で米国の二大刑務所運営企業が直接利益を得ることになるだろうと報告しています。この2つの企業は、「GEOグループ」と、以前は「コレクションズ・コーポレーション・オブ・アメリカ」(Corrections Corporation of America)という社名で知られた「コアシビック」(CoreCivic)です。テキサス州オースティンを拠点とする公民権と人権団体「草の根リーダーシップ」(Grassroots Leadership)の代表ボブ・ライバルに話を聞きます。この団体は、テキサス州が米移民税関捜査局(ICE)の家族収容所を「育児施設」として分類したことで同州を訴えました。彼らは勝訴しましたが、このような家族収容所は引き続き無免許のまま運営されています。テキサス・オブザーバー紙に掲載された彼の新記事のタイトルは”It’s Time to Decriminalize Immigration”(「移民を非犯罪化するべきときが来た』)です。

    dailynews date: 
    2018/6/21(Thu)
    記事番号: 
    2
  • トランプ政権 移民家族をまとめて無期限こう留へ:すでに家族と引き離された子供たちと家族の再会計画はなし

    トランプ大統領は国境で親子を引き離す政策を終わらせると彼が主張する大統領令に署名しました。しかし、批評家たちはこの大統領令が家族全員の無期限こう留につながる可能性があると警告しています。米政府には、すでに家族から引き離された数千人の子供たちとその親たちを再会させる計画はありません。ワシントンDCから、マックラチー紙ワシントン支局のホワイトハウス特派員であるフランコ・オルドネスに話を聞きます。彼の最新記事のタイトルは、”Trump’s immigration order replaces one crisis with another”(「トランプの移民令は1つの危機を別の危機に置き換えるだけ」)です。

    dailynews date: 
    2018/6/21(Thu)
    記事番号: 
    1
  • セイモア・ハーシュ:アブグレイブでの拷問と米国の極秘の暗殺計画を語る

    2004年、調査報道記者のセイモア・ハーシュは、イラクのアブグレイブ刑務所での囚人虐待事件を暴露して、世界に衝撃を与えました。米軍人や関係者たちが、アブグレイブでイラク人囚人を屈辱的な目にあわせ、拷問している衝撃的な写真に、世界中から抗議の声が上がりました。米国内でも非難が起こり、聴聞会や捜査、責任追及の糾弾がなされました。当時の調査について、14年後のいま、ハーシュに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/20(Wed)
    記事番号: 
    6
  • セイモア・ハーシュ:ヘンリー・キッシンジャーは眠れぬ夜に「焼かれたり障害が残る傷を負わされた カンボジアとベトナムの赤ちゃんの数を数える」べきだ

    セイモア・ハーシュはニューヨーク・タイムズのワシントン支局で働いていた頃、記者たちが当時の国務長官ヘンリー・キッシンジャーに毎日のように電話をして彼のコメントを忠実に書き留め、そのまま一面のニュースにするのを目にしました。これは、ハーシュが新刊の回想録Reporter: A Memoir.(『記者:ある回想録』)で語った数多くのエピソードの1つです。受賞歴のある調査報道ジャーナリスト、セイモア・ハーシュに、キッシンジャーについての彼の長年の報道について話を聞きます。「キッシンジャーについて私がいつも、何度も繰り返し公言してきたことは、人々は眠れないとき羊を数えますが、キッシンジャーは残りの生涯、焼かれたり、障害の残る傷を負わされたカンボジアとベトナムの赤ちゃんの数を数えるべきだ、ということです。しかしもちろん、彼はそんなことはしません」

    dailynews date: 
    2018/6/20(Wed)
    記事番号: 
    5
  • セイモア・ハーシュ:1974年 リチャード・ニクソンが妻を殴ったのを知ったが 報道しなかった

    リチャード・ニクソン大統領が1974年に辞任した直後に、セイモア・ハーシュはカリフォルニア州の病院のある情報筋から電話を受けました。彼は、ニクソンが1974年の辞任前に妻を激しく殴ったため、妻が緊急治療室で治療を求めたことを知りました。ハーシュはその話を記事にしませんでした。数年後、彼はこの選択に対して批判を受けました。ニューヨークでセイモア・ハーシュに話を聞きます。ニクソンの妻への殴打を報道しないと決めた決断について、ハーシュは「それが犯罪であるということに私は鈍感でした。私には分かっていなかった」と語ります。

    dailynews date: 
    2018/6/20(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 調査報道記者のセイモア・ハーシュ:ジーン・マッカーシーの大統領選で仕事したことが私の人生の道を形づくった

    セイモア・ハーシュは、調査報道記者としてニクソンのカンボジア爆撃からCIAがチリのサルバドール・アジェンデ政権転覆に果たした役わりまで、政府の最も深い秘密の多くを暴露しました。記者になる前、彼は1968年の大統領選挙選で民主党の予備選に立候補したユージン・マッカーシーの報道官を務めました。これまであまり語られたことのないこの当時のハーシュの人生について、ニューヨーク市で話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/20(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ソンミ大虐殺:セイモア・ハーシュ ベトナムの大量殺戮の恐怖の暴露を回想

    1968年3月16日、米国がベトナムのソンミ村ミライ集落でいかにして500人以上の女性や子供、老人を虐殺したかを報道して、セイモア・ハーシュは、1970年のピューリッツァー賞を受賞しました。この事件はソンミ(ミライ)の大虐殺として知られるようになりました。ニューヨーク市でセイモア・ハーシュと話します。

    dailynews date: 
    2018/6/20(Wed)
    記事番号: 
    2
  • セイモア・ハーシュ:今日のメディアが報道すべきはイエメンとトランプの政策 トランプのツイートに気をそらせるな

    トランプ大統領は先週「我が国の最大の敵は、フェイク・ニュースだ」とツイートし、米国メディアを攻撃しました。この最新のメディア攻撃に先立つ1週間前、連邦検察局は、上院情報委員会に関するいくつかの重大記事を暴露したジャーナリストのアリ・ワトキンスの数年にわたる電話と電子メールのデータを秘密裏に取得したことを明らかにしました。同委員会の元上級補佐官、ジェームズ・ウォルフは、報道関係者との接触についてFBIに虚偽の証言をしたとして告訴されています。折しも、国境なき記者団(Reporters Without Borders)は、本年度の「報道の自由度 年間ランキング」で、米国を45位に下げました。同団体が2002年に最初にこのリストを発表したとき、米国は17位でした。米国で最も有名な調査報道ジャーナリスト、セイモア・ハーシュに話を聞きます。彼は半世紀以上にわたる自らのスクープと、掘り起こした数々の秘密を振り返り、新しい本を出しました。タイトルはReporter: A Memoir.(『記者:ある回想録』)です。

    dailynews date: 
    2018/6/20(Wed)
    記事番号: 
    1

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