デイリーニュース

  • ノースカロライナのラグーンには普段から数十億リットルの家畜排泄物が蓄積 ハリケーンでそれが水路に飛び散る可能性

    ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、バージニア州、そしてジョージア州では数百万人がハリケーン・フローレンスの上陸に備えています。気象学者は、米国東海岸の広範囲の地域で人命に関わるような高潮や歴史的洪水が起る可能性があると警告しています。仮に勢いが弱まったとしても、このハリケーンで数千匹の家畜が犠牲となり、汚水処理施設や豚の排泄物用ラグーン(潟)、そして養鶏場から汚水が流出する大惨事を引き起こす可能性があります。ノースカロライナ州の多くの養豚工場は通常、家畜の排せつ物を近隣の野原に散布するか、ラグーンに貯蔵する形で処理しており、このハリケーンで有毒な家畜の排泄物が近隣の水路に流れ出る可能性があります。ノースカロライナ州環境正義ネットワーク(North Carolina Environmental Justice Network)組織共同代表ニーマ・ムハマドと、「水源管理人連合」 (Waterkeeper Alliance)のスタッフ弁護士ウィル・ヘンドリックに話を聞きます。

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    2018/9/13(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ダコタ・アクセスでの死 石油・天然ガス・ブームにより 規制緩和の中 生み出される危険なパイプライン建設の仕事 

    サンフランシスコでは9月12日、カリフォルニア州知事ジェリー・ブラウンが主催する「グローバル・クライメット・アクション・サミット(Global Climate Action Summit)」に対抗して、「気候資本主義に反対して起ち上がろう会議(Rise Against Climate Capitalism conference)が開かれます。この会議では、気候変動と労働問題の活動家たちとの共通の諸目標に焦点があてられます。これが、衝撃的な新報告、「ダコタ・アクセスでの死:オイルや天然ガスのパイプライン建設という死の危険がはらむビジネスの調査」(Death on the Dakota Access: An Investigation Into the Deadly Business of Building Oil and Gas Pipelines)のテーマです。長年にわたり石油やエネルギー問題を報道して来たジャーナリスト、アントニア・ユハスからパシフィック・スタンダード誌に掲載されたこの新記事について詳しく聞きます。ダコタ・アクセス・パイプライン建設作業で二人の男性労働者が死亡しています。石油と天然ガスのブームのおかげで、我が国の中でも死の危険がとりわけ高い仕事が作りが作りだされています。

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    2018/9/12(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 服役者消防士として時給53セントで働いたアミカ・モタ 出所後は消防士として働くことを認められず

    カリフォルニアの服役者消防士の話を続けます。気候変動の影響で猛威をふるう火災と戦う女性に目をむけましょう。服役者消防士だったアミカ・モタと話します。消防士の任務に就いていた時の時給1ドルにも満たず、僅か53セントでした。現在は、サンフランシスコの「ヤング・ウイメンズ・フリーダム・センター(Young Women’s Freedom Center)」で服役者たちの社会復帰プログラムの責任者をつとめています。

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    2018/9/12(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 新種の奴隷制か? カリフォルニアの山火事に時給1ドルで立ち向かう服役者たち

    カリフォルニアで気候変動にあおられて猛威をふるう山火事。山火事多発の季節は、年々、悪化の一途をたどっています。その内幕に迫り、増え続ける火災の最前線に立ちながら光があてられることのない男女の服役者消防士を取り上げます。同州で火災とたたかっている1万3千人の消防士のうち2500人以上が服役者です。通常の有給消防士は年平均7万4千ドルの給与と諸手当を得ますが、服役者は消火活動をしても時給1ドルを得るだけです。いくつかの推計によると、カルフォルニア州は山火事という同州最大の環境問題との戦いに服役者を使用することで年1億ドルもの節約をしています。デモクラシー・ナウ!は9日、サンフランシスコから約1時間の場所にあるデルタ・コンサベーション・キャンプの取材を行ないました。同キャンプには100人以上の男性受刑者が収容されています。ナパ郡のスネル火災での24時間シフトの作業から戻ってきたばかりの服役者消防士たちから話をききました。

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    2018/9/12(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 全米オープンでの性差別:セリーナ・ウィリアムズへの処遇で黒人女性が直面するあからさまなダブルスタンダードが露呈

    9月8日の全米オープン女子決勝戦での出来事の影響について検証しましょう。この試合では、テニス界のスター、セリーナ・ウィリアムズがカルロス・ラモス主審が性差別的だと非難し、その後、20歳の大坂なおみに敗北を喫しました。女子テニス協会は9月10日、ウィリアムズを支持すると表明し、同協会の最高経営責任者(CEO)のスティーブ・サイモンはラモス主審はウィリアムズが女性ということで彼女に対して違う許容基準を示したと示唆しています。ラモス主審は決勝戦中、ウィリアムズのコーチから彼女に出されたジェスチャーが試合中に禁止されている「コーチング」にあたるとしてウィリアムズに規則違反の判定を出しました。ラモスはその後、ウィリアムズが怒りでラケットを破壊したことで1ポイントのペナルティーを科し、ポイントを奪われたことについてウィリアムズが主審を「うそつき」「泥棒」と呼ぶと、今度は丸ごと1ゲームのペナルティーを科しました。ペンシルベニア州立大学の歴史と女性、ジェンダー、セクシャリティー研究の准教授で、スポーツのポッドキャスト「焼き尽くせ」(Burn It All Down)の共同司会者であるアミラ・ローズ・デイビスに話を聞きます。

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    2018/9/11(Tue)
    記事番号: 
    4
  • イスラエルの戦争犯罪を国際刑事裁判所に起訴しようとしたことでトランプ政権がパレスチナ解放機構に報復

    トランプ大統領の国家安全保障問題担当補佐官ジョン・ボルトンは9月10日、パレスチナがイスラエル軍の戦争犯罪を国際刑事裁判所に持ち込もうとしていることへの報復として、パレスチナ解放機構(PLO)のワシントン事務所を閉鎖すると発表しました。PLOのサエブ・アリカット事務局長は、この動きを「脅迫と恐喝の政策を続け和平交渉と2国家共存解決の妨害をする、という米国政府の決意表明だ」と表現しました。アメリカ自由人権協会の人権プログラムの代表であるジャミル・ダクウォーに話を聞きます。

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    2018/9/11(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ジョン・ボルトンがアフガニスタンでの米国の拷問の捜査に絡み国際刑事裁判所の判事たちを威嚇

    トランプ大統領の国家安全保障問題担当補佐官ジョン・ボルトンは、アフガニスタンで米軍が犯したとされる戦争犯罪について国際刑事裁判所(ICC)の判事が捜査を進めるなら彼らに対して米国は制裁を行うと警告しました。ICCの報告書は2016年、進行中の戦争において、米軍がアフガニスタンで少なくとも61人の囚人を拷問したとして非難しました。この報告書はさらに、米中央情報局(CIA)がアフガニスタン、ポーランド、ルーマニア、リトアニアのCIAの刑務所で、少なくとも27人の囚人にレイプを含む拷問をしたと糾弾しています。ボルトンは9月10日、「フェデラリスト協会」(Federalist Society)での講演で、「我々はICCを自滅させるだろう。結局のところ、どう見てもICCはすでに我々にとって死んだも同然だ」と述べました。アメリカ自由人権協会の人権プログラムの代表であるジャミル・ダクウォーに話を聞きます。

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    2018/9/11(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 気候変動の影響で巨大化するハリケーン「フローレンス」 南北カロライナ両州とバージニア州で150万人が避難 

    ハリケーン「フローレンス」が引き続き勢力を強め米東海岸に迫る中、バージニア州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州の沿岸部で150万人以上に避難命令が出されています。この非常に強いカテゴリー4の嵐は、9月13日または14日に上陸し、上陸後も豪雨と強風が数日続く可能性があると予想されています。沿岸部全域の人々は大規模な洪水と、国立ハリケーンセンターが「生命を脅かす」と表現している高潮に備えています。専門家たちは、被害は壊滅的になる可能性があると警告しています。

    dailynews date: 
    2018/9/11(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 米最高裁判事承認公聴会 カバノーは偽証で弾劾されるべきか 元上院議員補佐官が盗まれた民主党メモについて語る

    指名承認公聴会を終えた最高裁判事候補のブレット・カバノーが偽証罪の告発に直面しています。先週の公聴会でカバノーに質問したパトリック・レイヒー民主党上院議員(バーモント州選出)は、カバノーが連邦判事になる際の2004年と2006年の公聴会で上院司法委員会に対して嘘をついたことを指摘しました。当時ジョージ・W・ブッシュ大統領の顧問だったカバノーが、共和党の判事候補への反論戦略を詳述した民主党の内部ファイルは見ていないとこれらの公聴会で証言したことを受けたものです。パトリック・レイヒー上院議員の元補佐官リサ・グレーブスに話を聞きます。グレーブスは、“I Wrote Some of the Stolen Memos That Brett Kavanaugh Lied to the Senate About”(「上院でブレット・カバノーが嘘をついた『盗まれたメモ』の一部を書いたのは私です」)と題した記事を発表しています。グレーブスは、上院司法委員会の高官指名担当主任顧問、司法省の司法副次官補を務めました。現在は、企業の民主主義に対する影響を調査する団体「ドキュメンテッド(Documented)」の共同代表を務めています。

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    2018/9/10(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「気候のために立ち上がれ」 サンフランシスコで数万人がデモ 化石燃料なしの世界を呼びかけ

    世界各地90カ国以上で8日、気候変動に対する緊急行動を求める抗議活動がおこなわれ、数十万人が参加しました。サンフランシスコでも、”Rise for Climate, Jobs and Justice”(気候と仕事、正義のために立ち上がれ)と名付けられたデモ行進に3万人が参加しました。米西海岸でおこなわれた気候変動デモとしては史上最大とみられます。カリフォルニア州知事ジェリー・ブラウンが音頭を取る「グローバル気候行動サミット」(Global Climate Action Summit)がまもなくサンフランシスコで開幕します。デモクラシー・ナウ!がサンフランシスコの街頭からデモの様子をお届けします。

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    2018/9/10(Mon)
    記事番号: 
    1

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