デイリーニュース

  • 長年の奮闘の末、恐怖の中で暮らす移民に歴史的勝利 「ドリーム法」活動家が喜びの声

    オバマ大統領の大統領令は、若い不法移民の権利を守ろうと強制送還の脅しをものともせずに闘ってきた「ドリーム法(DREAM Act)」の支持者らによる長年の活動の末に出されたものでした。今日は、その危険性を真っ向から背負ったゲスト2人をお呼びしています。米紙ニューヨーク・タイムズの紙面上で自らが不法移民であることを明かしたことで知られるピューリツァー受賞記者のホセ・アントニオ・バルガス、そして治療のために幼少期に家族とペルーから渡米したドリーム法活動家のロレッラ・プラエリの2人から話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/6/18(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ルイス・グティエレス議員:オバマ大統領の移民政策で長期移民をめぐる運動の「努力が報われた」

    大きな政策変更が決まりました。オバマ大統領は、不法移民の若者の強制送還を中止する大統領令を出しました。新たな政策の下では、16歳前に米国に入国し、現在30歳未満である人について、一定の条件を満たしている場合に強制送還が中止されます。今日は、移民制度改革に携わっている主要議員の1人で、ヒスパニック議員連盟の移民対策委員長でもあるイリノイ州選出の民主党下院議員ルイス・グティエレスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/6/18(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ラルフ・ネーダーに聞く 2012年大統領選 ウィスコンシンのリコール選挙 年金削減 最高裁

    大統領選挙が加熱する中、焦点は次第に米国の景気回復の鈍さに移っています。先週、オバマ大統領は民間経済は「うまく行っている」と発言してあちこちから批判されました。一方、ミット・ロムニーは公務員組合を攻撃し、教員や消防士、警察官をもっと減らすべきだと主張します。ラルフ・ネーダーに2012年選挙や先週のウィスコンシン州知事選について話を聞きます。リコールされたスコットウォーカー知事の再選は、ネーダーに言わせれば資金提供者であるコック兄弟の名をとって「ウィス-コック-シン」州の知事です。「ウィスコンシンはこの50年にわたって企業助成のための数十億ドルもの資金提供を様々な法律にして盛り込んできたのですが、ウォーカーはそれをやめるいかなる努力もしていません。……誰もそれを問題にしない。なぜなら民主党は、歴史的に見て卑怯で冷酷で無知で企業主義にせっせと貢ぐだけの共和党からこの国を守るために頼れるような政党ではないからです。それが問題なのです」。ネーダーは医療保険やアリゾナ州の反移民法に関する来るべき最高裁判決についても見通しを語ります。

    dailynews date: 
    2012/6/15(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ラルフ・ネーダー:最低賃金を1968年水準に引き上げれば3000万の労働者が助かる

    2008年にバラク・オバマは大統領に当選したら最低賃金を毎年引き上げると約束していましたが、時給7ドル25セントという最低賃金は2007年から変わっていません。低賃金労働者は現在、40年前のレベルよりはるかに低い収入しかありません。先週、イリノイ州選出の民主党下院議員ジェシー・ジャクソン・ジュニアは「1968年に追いつこう法案2012年(Catching Up to 1968 Act of 2012)」を提出しました。40年前の連邦最低時給はインフレ補正をすると現在の10ドル55セントに相当するという見方からの命名です。法案は20人ほどの共同提出者を得ていますが、オバマ大統領はまだそれを支持していません。長年にわたる消費者運動家で大統領選に出馬したこともあるラルフ・ネーダーと話をします。「米国の連邦最低賃金はどの西側国家の水準よりも低い」とネーダーは言います。「これは基本的には連邦議会の共和党の卑怯で冷酷な性格を反映する問題ですが、同時に民主党の優柔不断、臆病、中核となる支援者への裏切りも現れています」

    dailynews date: 
    2012/6/15(Fri)
    記事番号: 
    2
  • エジプトで司法のクーデター:ムスリム同胞団多数の人民議会を解散 軍が権力を掌握

    大統領選挙の決選投票が迫るエジプトで、最高憲法裁判所が新たに選出された人民議会を解散し、権力を軍に戻しました。同裁判所はまた、ホスニ・ムバラク政権の前首相アフメド・シャフィクが、ムスリム同胞団の大統領候補者モハメド・モルシの対抗馬として決選投票に進出できることも確認しました。この決定は司法によるクーデターに等しいと批判され、エジプトで抗議活動が始まっています。カイロからデモクラシー・ナウ!特派員シャリーフ・アブデル・クドゥースに最新情報を伝えてもらいます。「軍の管理する権力移行プロセスはすでに意味をなさないほど歪んでいましたが、今回の司法判断が、最後のトドメとなりました」とシャリーフは言います。「いま現在、エジプトは議会も、憲法も、さらには憲法起草の明確なプロセスさえもない状態です。しかも決選投票がどっちに転んでも選ばれる大統領は国を二分するだけのような人物なのです」

    dailynews date: 
    2012/6/15(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 未曾有の内部告発者つるし上げをしたオバマ政権 政治的利益のための情報漏えいに問われる

    イランの核開発プログラムを標的にした米国とイスラエルのサイバー攻撃や、オバマ大統領の秘密の「殺しのリスト」など、一連の国家保安情報の漏えいをどのように調査するかについて、米連邦議会で党派を超えた論争が始まっています。司法長官のエリック・ホルダーは漏えい調査を率いる二人の検察官を指名しましたが、共和党は特別独立検察官を任命するのを拒絶したことでホルダーを批判しています。これが本当に市民の利益を考えた内部告発なのか、それとも政治的な利益のために秘密理に公認された漏えいなのかを疑問視する分析家もいます。政府の責任行動を求める団体は、オバマ政権の過去の内部告発者に対する厳しい追及を踏まえて、同政権がこれらの漏えいに関与した人物たちをどこまで厳しく追求するかを見守っています。以前司法省で内部告をおこなったジョセリン・ラダックに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/6/14(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 2008年の選挙公約に違反しオバマが企業の規制回避への支援を望んでいることが漏洩された貿易文書で明かに 

    13日に漏えいした合意文書の草案から明らかになった、オバマ政権が後押ししている機密貿易協定は、企業の権力を非常に大きく拡大すると同時にオバマ大統領の2008年の選挙公約に矛盾しています。米国と8つの太平洋諸国との間で取り交わされる環太平洋経済連携協定(TPP)への米国の提案は、米国で活動している外国企業が、おもな規制についての訴訟を国際裁判所で起こすことを可能にするかもしれません。このパートナーシップは、米国の法律を超える力を持つ可能性があり、そこで決められた規則の違反者に罰則を科すことができます。ウェブサイトに漏えい文書を掲載したフェアトレード団体「パブリックシチズン」(Public Citizen)の「グローバル貿易ウォッチ」プログラム代表ロリ・ウォラックに話を聞きます。「これは単に悪い貿易協定なんかではありません」とウォラックは言います。「人口の1%を占める富裕層が私たちの生活の最低条件や基本的人権を破壊する道具なのです。」

    dailynews date: 
    2012/6/14(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ウォール街からの何百万ドルの寄付で潤う米上院 JPモルガン・チェースCEOを議会で歓待

    13日、JPモルガン・チェース最高経営責任者のジェイミー・ダイモンは、同行が危険の高いデリバティブ取引で30億ドルもの資金を損失したことに関し米連邦議会で証言した際、抗議者たちから面と向かって非難を受けました。しかし、ワシントンで一番のお気に入り銀行家と呼ばれている彼に対し、議員たちは暖かな歓迎を示しました。JPモルガンは昨年のロビー活動で760万ドルを費やし、ダイモンは米上院銀行委員たちの選挙に長い間寄付し続けてきました。BlackTuesday(『暗黒の火曜日』)の著者で元投資銀行家のノミ・プリンスに話を聞きます。プリンスは「2008年の金融危機が始まって以来、銀行の上層部の聴聞会には矛先の鈍いものがいくつもあったとはいえ、ダイモンのはそれらの中でも一番矛先の鈍いものだった」と言います。「昨日私たちは、潤沢な選挙資金提供と、ロビー活動で使われる金が、金融産業への規制や、上院内での金融業界の影響力に大変な効果をもたらしているということを垣間見たのです。こういうことだから、立法府の指導者と銀行家の間には何の境界線も無いのです」。

    dailynews date: 
    2012/6/14(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 米軍に蔓延する自殺:2012年 戦死者数を超えた米兵の自殺者

    今年、自ら命を絶った米兵の数は、戦場で死亡した兵士の数を上回っています。国防総省によると、2012年になって自殺した現役部隊の兵士は、少なくとも154人に上り、ほぼ1日に1人の割合に達しています。3人のゲストに話を聞きます。ケビン・ハインズはサンフランシスコの金門橋から飛び降り自殺を図りましたが一命を取り留め、現在は自殺の恐れがありそうな兵士たちのカウンセリングを行っています。ボニー・キャロルは国防総省の軍自殺予防対策本部の共同議長で遺族のための悲劇支援(Tragedy Assistance Program for Survivors)プログラムの代表も務めています。アーロン・グランツはジャーナリストでThe War Comes Home: Washington’s Battle Against America’s Veterans(『戦争がうちにやってくる:アメリカの退役軍人に対するワシントンの戦争』)の著者です。

    dailynews date: 
    2012/6/13(Wed)
    記事番号: 
    2
  • シリアは内戦か? 対応をめぐりジャーナリストのパトリック・シールと活動家ラフィフ・ジュージャティが討論

    シリアで全面的な内戦が勃発したのでしょうか? シリア全土で暴力が悪化の一途をたどる中、国連のエルベ・ラズース平和維持活動(PKO)担当事務次長は12日、国連高官として初めてシリアは内戦下にあると断言しました。米国はロシアがシリア政府軍に武器を供与しているとして非難していますが、その一方でサウジアラビアとカタールはオバマ政権の支援を得てトルコ経由でシリア反体制派に対戦車ミサイルを送り込んでいます。シリアの反体制派活動家ラフィフ・ジュージャティと、ベテラン中東ジャーナリストのパトリック・シールの討論を放送します。

    dailynews date: 
    2012/6/13(Wed)
    記事番号: 
    1

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