フランス人ジャーナリストで作家のニコラ・エナンは、シリアでISIS(イスラム国)の人質となり、モハメッド・エムワズィのもとで10カ月間拘束されていました。欧米諸国では難民に門戸を閉ざす動きが強まっていますが、それについてエナンの話を聞きました。「難民を受け入れることは、私たちの国にとってテロの脅威ではありません。むしろ、ワクチンのように私たちをテロから守ってくれます。なぜなら異なる社会やコミュニティの間では、相互のやり取りがあればあるほど、緊張感は少なくなるからです。イスラム国は世界的な対立を信じています。彼らが最終的に望んでいることは、我々の国で内戦が起きる、もしくは少なくとも大きな社会の動揺が起きることであり、中東では大規模な戦争が起きることです。それを目指して、彼らは奮闘しているのです。なので私たちは、ISISの語る物語を無効にする必要があります。実際に難民が喜んで迎え入れられることを示し、彼らの説明を完全に粉砕しないとだめです」と、エナンは語ります。