ジャーナリストのニコラス・コズロフとともに、追放されたホンジュラス大統領マヌエル・セラヤの軌跡を見てみましょう。コズロフは Revolution!: South America and the Rise of the New Left(『革命!:南米と新左翼の台頭』)の著者です。セラヤは最初、保守的態度が顕著でしたが、その後ホンジュラス における強力な既得権益に戦いを挑んできました。「(セラヤは)過去数年、ホンジュラスの上流層と政治的に反目し合っており、近隣諸国で最も厳しいワシントン批判者にもなっていた」とコズロフは書 きます。「オバマ政権がこの件を裏で画策していたわけではないにしろ、ホンジュラスのクーデターはこの地域の地政学的な緊張の高まりを象徴している」。