本日は最後に、もうひとつのパイプラインの問題を見ていきます。アラバマ州では10月31日、シェルビー郡のコロニアル・パイプラインの一部分が爆発し、労働者1人が死亡、少なくとも5人が病院に搬送されました。このパイプラインが閉鎖されるのは、この2か月内で2度目となります。報道によれば、パイプラインに空いた穴から150フィート(約46メートル)に上る火柱が噴き出しました。また9月には、アラバマ州中部でこのパイプラインから34万バレルのガソリンが流出し12日間の閉鎖を余儀なくされ、同地域のガソリン価格も高騰、結果、同パイプラインが走る6州で知事が非常事態宣言を出しました。2006年以来、同社は178回の石油流出などの事故を報告、計19万3000ガロンの有害な液体が放出され、3900万ドル相当の物的損害を出しています。水資源保護団体「カハバ川の守り人」(the Cahaba Riverkeeper)のデビット・バトラーに話を聞きます。バトラーはコロニアル・パイプライン社の事故現場に足を運び、環境への影響をチェックしています。