次期米国大統領ドナルド・トランプは、オクラホマ州の検事総監スコット・プルイットを米環境保護局(EPA)長官に指名すると発表しました。プルーイットは、化石燃料産業とも近いと見られています。2014年にはニューヨークタイムズ紙が、プルーイットをはじめとする複数の共和党派検事総監が、オバマ政権の環境保護に向けた対策に対抗するために、同紙の表現によれば「前例のない秘密同盟」を大手エネルギー企業と結んだと明らかにしました。バーニー・サンダース上院議員は「プルーイットのこれまでの実績は、気候変動否定派であるだけでなく、米国を化石燃料依存から脱却させるどころか、さらに依存させるために同業界と密接に運動してきたことだ」と語っています。環境保護運動組織「350アクション」(350 Action)のメイ・ボーヴィー事務局長と、「フード&ウォーター・ウォッチ」(Food & Water Watch)のウィノナ・ハウター事務局長に話を聞きます。