米国務省は、イランがテロを支援し弾道ミサイル計画を推進しているとして、追加制裁を発表しました。イラン軍と関係があるとして新たに18人が制裁対象となり、米国内の資産が凍結されることとなります。追加制裁の決定は、オバマ政権下で結ばれたイランとの核合意の内容をイランが順守していることを、トランプ政権がしぶしぶ認めた矢先でした。フォーリン・ポリシー誌によると、トランプは、自らが信頼を置くホワイトハウススタッフに対し、核合意についての次の90日の再調査で、対イラン制裁の認可を保留できるような筋書き作りを指示しました。ニューヨーク市立大学バルーク校の元歴史学教授アーバンド・アブラハミアンに話を聞きます。アブラハミアンは、The Coup: 1953, the CIA, and the Roots of Modern U.S.-Iranian Relations(『クーデター:1953年、CIA、近代の米国イラン関係のルーツ』)を含むいくつかの本の著者です。