ワシントンでは、FBI、米司法省および民主党議員らの反対をよそに、トランプ政権が共和党議員が作成した物議を醸す覚書きを公開しようとしていることで、せめぎ合いが続いています。カフォルニア州選出で共和党のデビン・ニューネス下院情報特別委員会委員長が作成した4ページの覚書きには、FBIが2016年に当時トランプ陣営の顧問であったカーター・ペイジとロシアとの接点に関連して監視を始めたことは職権乱用だったと記されているとされています。トランプ大統領支持者は、FBIの捜査が政治的意図から始まったことをこの覚書が証明していると主張、その理由のひとつとして、捜査に必要な盗聴の承認を得るために、FBIがヒラリー・クリントン支援者が資金を提供した報告書を使用したとしています。トランプが指名したFBI長官であるクリストファー・レイは、1月31日異例の声明を発表し「(われわれは)覚書きの正確さに根本的な影響を与える重要な事実が脱落していることを非常に危惧している」と近日公表される覚書きを批判しました。EmptyWheel.netを運営する独立系ジャーナリスト、マーシー・ウィーラーに話を聞きます。