デイリーニュース

  • 英国の番狂わせ 保守党が過半数割れ:メイ首相非難の革新派の波に乗るコービン労働党党首

    英国が欧州連合(EU)からの離脱交渉に入るまで2週間を切った8日、総選挙の結果テリーズ・メイ首相率いる保守党が議会の過半数を割る大きな敗北を喫しました。メイ首相は英国のEU離脱(ブレグジット)をめぐる欧州各国の首脳陣との交渉に向け、国内の信任を固めたいと、規定より3年前倒しの抜き打ち総選挙に踏み切りました。ところがふたを開けてみると、保守党は明確な多数を勝ち取ることができず、どの政党も単独過半数にとどかない「ハングパーラメント」の状態となりました。「少数ではなく、多数の人々のために(For the many,Not the few)」という基本方針を掲げた労働党のジェレミー・コービン党首は、8日の選挙結果は有権者が「緊縮政策に背を向けた」ことを示していると話しました。英ガーディアン紙のコラムニスト、ポール・メーソンと、受賞歴のあるイギリス人ジャーナリストのメディ・ハッサンに話をききます。彼はアルジャジーラ英語放送のインタビュー番組「UpFront」の司会を務め、『インターセプト』のコラムニストです。

    dailynews date: 
    2017/6/9(Fri)
    記事番号: 
    1
  • マーシー・ウィーラー:前FBI長官コミーの劇的な証言原稿の公開は 共和党の組織的中傷工作を妨げるため

    6月8日、前FBI長官ジェームズ・コミーは上院情報特別委員会で、ドナルド・トランプ大統領が複数回、前大統領補佐官(国家安全保障担当)マイケル・フリンのロシアとの関与についての捜査を打ち切るよう圧力をかけたかについて証言を行います。5月にトランプに罷免されたコミーは、証言の前日である7日に冒頭陳述の原稿を公開。その中でコミーは、1月下旬、トランプとのディナーのためホワイトハウスに呼び出されたと主張しています。その席でトランプは、「忠誠が必要だ、忠誠を期待している」と発言したと言います。前日7日には、同委員会で国家安全保障関連の上級当局者への公聴会が開かれましたが、当局者全員がコミーへの捜査に介入するようトランプから要請されたかどうかについて、委員からの質問への回答を避けました。国家安全保障および市民の自由について取材する独立ジャーナリスト、マーシー・ウィーラーに話を聞きます。

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    2017/6/8(Thu)
    記事番号: 
    3
  • オスカル・ロペス=リベラ 企業によるボイコット運動の後 全米「プエルトリコの日」での表彰を辞退したことについて語る

    プエルトリコ独立運動活動家で35年間獄中生活を送ったオスカル・ロペス=リベラに、5月17日の釈放後初めてニューヨークでのインタビューを行います。彼の訪問中に、ニューヨークでは歴史ある「プエルトリコの日」のパレードが行われます。今年、同パレードのオーガナイザーは、ロペス=リベラをこのイベント初の「国民の自由の英雄」として表彰する予定でした。しかし、トランプ大統領および極右ウェブサイト「ブライトバート・ニュース」に近い複数の献金者が出資する右翼保守組織がパレードへのボイコット運動を繰り広げたため、ニューヨーク市警署長および複数の企業スポンサーが、パレードをボイコットすると発表しました。オスカル・ロペス=リベラは表彰される者としてではなく、一人のプエルトリコ市民として、そして孫を持つ祖父としてパレードに参加すると語ります。

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    2017/6/8(Thu)
    記事番号: 
    2
  • オスカル・ロペス=リベラ 釈放後の自由な生活 政治意識の目覚めとプエルトリコ独立を語る

    長年のプエルトリコ独立運動活動家で35年間投獄されていたオスカル・ロペス=リベラにニューヨークのスタジオでインタビューをします。ロペス=リベラはその獄中生活の多くを独房監禁で過ごし、今年1月にオバマ大統領の特赦によって減刑され、5月17日に釈放されました。1970年代から80年代にかけて、ロペス=リベラはプエルトリコ独立をめざす組織「プエルトリコ民族解放武装軍」(FALN)のリーダーでした。1981年、ロペス=リベラはプエルトリコを支配する米当局に武力で対抗したとして、治安妨害共謀罪を含む反体制運動の共謀罪で米国の連邦政府によって起訴され、有罪宣告を受けました。本日はロペス=リベラ本人に、獄中生活、シカゴで過ごした少年時代、そして政治意識に目覚めた過程などについて話してもらいます。現在のプエルトリコの政治危機については、プエルトリコの若者たちが「経済の活性化に向けて奮闘し、自分自身のためにも、プエルトリコのためにも行動を起こしている限り、希望はある」と言います。彼の釈放運動を繰り広げた「ラティーノ・ジャスティス」(Latino Justice)代表で総合弁護士のフアン・カルタヘーナにも話を聞きます。

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    2017/6/8(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 米国史上最悪の薬物中毒の蔓延? オピオイドによる死亡が50歳以下の米国人の死因トップに

    薬物の過剰摂取が、50歳以下のアメリカ人の死因トップとなっています。この死亡者数を大局的に見てみると、現在のオピオイドによる死亡数は、1972年の自動車事故での死亡者数のピーク、1995年のエイズによる死亡者数のピーク、1993年の銃による死亡者数のピークのいずれをも上回っています。また南ベトナムでの20年にわたる激しい戦闘による米軍の死者数も、ここ10年間のオピオイド過剰摂取による死者数の3分の1にすぎません。そんな中、全米各地の郡と州は、公衆の健康危機を引き起こした責任を追及すべく、製薬会社に対する訴訟を起こしています。ブランダイス大学の社会政策・管理学ヘラースクールでオピオイド政策研究の共同責任者を務めるアンドリュー・コロドニー医師は、「米国は現在、史上最悪の薬物中毒の蔓延のただ中におかれています」と語ります。コロドニーは、「責任あるオピオイド処方を求める医師の会」(Physicians for Responsible Opioid Prescribing)の共同創設者兼代表でもあります。

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    2017/6/7(Wed)
    記事番号: 
    3
  • テヘランでの襲撃で12人が死亡 数十人が負傷 米国がイランとサウジの関係悪化を仕掛けるなか

    イランの首都テヘランで7日朝に起こった2件の襲撃事件で、12人が死亡し、数十人が負傷しました。国会議事堂とイラン・イスラム共和国の創建者ホメイニ師の廟をターゲットとした襲撃は、ここ数十年間にテヘランで起きた最悪の襲撃となりました。襲撃者は発砲し、多数の人質を取りましたが、治安部隊の手で4人全員が殺害されました。ISISが犯行声明を出しています。「全米イラン系米国人評議会」(National Iranian American Council)の創設者で代表のトリタ・パルシに話を聞きます。

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    2017/6/7(Wed)
    記事番号: 
    2
  • チャイナ・ウォッチドッグ:中国 イヴァンカ・トランプ関連の工場を調査中の活動家を異例の逮捕 

    中国は、イヴァンカ・トランプ・ブランドの靴製造工場で労働状況を調査中に逮捕された活動家3人の釈放を拒否しています。3人は、ニューヨークに拠点を置く非営利団体「チャイナ・レイバー・ウォッチ」(China Labor Watch)の仕事をしていました。逮捕は、イヴァンカ・トランプが中国で3件の新規登録商標の独占使用権を保証されてからわずか数週間後に起きました。中国はこの調査員たちが、工場の稼動を妨害したと批判しています。「チャイナ・レイバー・ウォッチ」はこの容疑を否定し、同団体の調査員が拘束されたのは、団体設立後20年近くで初めてだと指摘しています。アムネスティ・インターナショナルも、3人の釈放要求に加わっています。「チャイナ・レイバー・ウォッチ」で昨年までプログラムコーディネーターを務めたケビン・スレートンがワシントンDCから番組に加わり、この事件がもつ意味を論じます。

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    2017/6/7(Wed)
    記事番号: 
    1
  • フィラデルフィアの地方検事長選で共和党の検察官が人権弁護士に対抗

    フィラデルフィアの地方検事長選について、引き続き共和党候補のべス・グロスマンと共にみていきましょう。グロスマンは検事であり、フィラデルフィアの地方検事局金属20年以上、局のすべての部署で働いた経験を持ちます。グロスマンは4世代に渡るフィラデルフィア市民であり、正義の追求と、すべてのフィラデルフィア市民の生活の質の向上に献身することを約束すると言います。彼女は2007年から2015年まで、市民の財産没収を扱う同市の「公的不法妨害特別捜査課」(Public Nuisance Task Force)のトップでした。この活動は、地方検事が人々の資産や現金を、彼らが犯罪者でない場合でも差し押さえることができるというもので、物議をかもしました。グロスマンは現在、11月の選挙で、地方検事長の地位をめぐり民主党の対抗馬ラリー・クラスナーとの厳しい闘いのさなかにあります。フィラデルフィアは60年以上にわたって民主党の優勢が確実な都市ではあります。

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    2017/6/6(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ラリー・クラスナーとは誰か? 人権弁護士で死刑反対論者の民主党フィラデルフィア地方検事長候補

    検察局と警察と長年にわたって対峙してきた被告弁護人が、米国で最も多忙な地方検事局のひとつを率いることになるのでしょうか? 人権弁護士のラリー・クラスナーに話を聞きます。彼は、5月の民主党予備選で圧勝したことを受け、フィラデルフィアの次の地方検事長の選挙戦で最有力候補とみられています。彼は今までに、「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)、「平和を求めるおばあちゃんたち」(Grannies for Peace)、「アクト・アップ」(ACTUP)、「フィラデルフィアを占拠せよ」(Occupy Philadelphia)などの運動への参加者たちの代理人を務めた経歴を持っています。彼は死刑を求刑しないことを公約しています。

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    2017/6/6(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 2016年大統領選へのロシアによるサイバー攻撃をインターセプトが暴露 関連して米国家安全保障局の契約社員機密漏えい罪で訴追 

    国家安全保障局(NSA)の機密報告書をメディアに漏らした疑いで、米軍諜報機関の契約社員が逮捕、起訴されました。この報告書は、ロシアの軍諜報機関が、2016年11月の米大統領選の数日前に、米国の投票ソフトウエア開発企業の少なくとも1つにサイバー攻撃を行ったことを明らかにしています。今回の起訴は、インターセプトが問題のNSAの報告書の一部を6月5日に掲載したあとで発表されました。これは、トランプ大統領になって初めての機密漏えい刑事事件です。セキュリティ技術者のブルース・シュナイアーとジェイク・ウィリアムズに話を聞きます。ウィリアムズは、NSAの「個別対応諜報作戦」(Tailored Access Operations)ハッキング・チームの元メンバーです。

    dailynews date: 
    2017/6/6(Tue)
    記事番号: 
    1

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