マーティン・ルーサー・キング・ジュニアは50年前、暗殺2週間前の一夜を黒人居住地帯(ブラック・ベルト)の真只中、アラバマ州ヘイル郡で過ごしました。1968年3月21日、「貧者のキャンペーン」の支援集会を開くため、グリーンズボロを訪れたキングを支援者はグリーンズボロ郊外にある小さな木造家屋にかくまうことになりました。クー・クラックス・クランのメンバーがキングを襲おうとしたからです。その日は、キングがヘイル郡で過ごす最後の日になりました。2週間後、彼はテネシー州メンフィスで暗殺されました。キングが滞在した隠れ家は現在、記念館になっています。ヘイル郡を主題に取り上げた新作ドキュメンタリー映画Hale County This Morning, This Evening(『ヘイル郡 今朝、今晩』)が、サンダンス映画祭で初公開されました。アフリカ系アメリカ人が人口の圧倒的多数を占めるヘイル郡の生活を描いています。ヘイル郡は南軍の将軍の名にちなんで命名されました。映画でラメル・ロス監督は、21世紀の黒人居住地帯の日々を詩的に描いています。ロス監督、映画の製作者ジョスリン・バーンズと話します。