世界の太陽エネルギー推進の立役者の1人であるヘルマン・シーアが亡くなりました。66歳でした。ドイツの経済学者であり政治家でもあった彼は、ドイツを再生可能エネルギー推進の雄にした功労者のひとりで、世界中に太陽発電の拡大という発想を吹き込みました。ドイツ国会議員を約30年にわたって務め、非営利の欧州再生可能エネルギー協会「ユーロソーラー(EUROSOLAR)」の代表でもありました。1999年、彼は「太陽エネルギーを世界に広めるための不撓不屈の働き」を讃えられライト・ライブリフッド賞を受賞しました。受賞に際して、彼は太陽エネルギーはみんなのエネルギーだと表現していました。先月、私たちはドイツ・ボンでヘルマン・シーアに会っています。それが結果的に、彼の最後のインタビューの1つとなってしまいました。